約 187,821 件
https://w.atwiki.jp/battleconductor/pages/97.html
概要 運用 ステータス情報Lv1 Lv60 アップデート履歴 コメント 概要 表ステータスでは弾数が増えた代わりに射程と弾速が落ちた片手ライトガンといった印象。 どれもスタン属性で全体のコンボモーションも早めのため、スタンを取れたら一気にダメージを叩き込むことができる。 誘導がかなり高く、直角に約80度は曲がる。 2022/9/6のアップデートにてコンボする毎に威力が増加する仕様が追加された。チャンスがあればバシバシコンボを狙おう。 運用 弾速が遅い分誘導の乗る時間が増えるが、弾速が遅いせいで逃げている敵には当たりにくい。 射程が短いのもあり、片手ライトガンよりさらに接近戦を意識した立ち回りを。 ピックアップ 燃焼ポッド 回復ポッド 3/20より、スティールクロニクル特技スーツと共に実装された武装。他の投擲武器と大きく仕様が異なっており、自身のいる位置にポッドを設置(空中可)し、周囲にダメージを与えるドーム状のフィールドを一定時間発生させるものとなっている。射程が設定されているが、あくまでジェム回収における射程となっている。 そこそこ広い範囲のダメージ源を数秒間発生させる為相手の動きを制限させたり、牽制において有用。また他の射撃と違い、軸をずらして接近してくる近接使いに対しても面で迎撃出来る為、引き撃ちで反撃しやすいのもメリットである。 注意点としてはポッドの攻撃は攻撃対象数に特に制限はないが、対象一人に対してダメージを与えれるのは、ポッド1個あたり1回までなので気をつけること。 装弾数が2と少なくリロードも重めなので、場合によっては射撃弾数+を用意した方が良いかもしれない。 燃焼ポッドは戦闘用で、回復ポッドは燃焼ポッドより威力が劣る代わりにレイドにおいてフィールドに触れた味方神姫のLPを回復させれる。触ってさえくれればなんと1個で味方3人を纏めて癒せる。そのうえ、エラーも攻撃出来る万能武装となっている。 9/13のアップデートで燃焼・回復共通で溜め威力低下、燃焼のみ更にダッシュブーストの消費増加・最終攻撃判定範囲の縮小・持続時間の下方が加えられた。 特に溜め威力に関しては低下値が大きく溜めても与ダメージが殆ど変わらない程。 ステータス情報 太字はマスクステータス Lv1 武装 本来の装主 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 回復 走速 走費 跳費 浮費 防費 リキャスト リロード 溜時間 溜倍率 射程 弾速 弾数 アクティブスキル 備考 大手裏剣"白詰草" フブキ N 109 5 0 0 58 -100 20 40 20 50 0.6 0.2 1.0 1.95 0.2 30 9 攻撃スピードアップ 一定時間攻撃速度を上げる R 143 5 0 0 80 SR 176 5 0 0 104 UR 210 5 0 0 167 大手裏剣"蓮華草" フブキ N 94 30 20 0 58 20 40 20 50 0.6 0.2 1.0 1.95 0.225 30 9 全員スピードダウン 一定時間全員のスピードを下げる R 128 30 18 0 80 SR 161 30 16 0 104 UR 195 30 14 0 167 大手裏剣"白詰草"(金) ミズキ N 94 60 20 0 58 -300 10 40 10 0.6 0.2 1.0 1.95 0.225 30 9 全員スピードダウン 一定時間全員のスピードを下げる R 128 60 18 0 80 SR 161 60 16 0 104 UR 195 60 14 0 167 大手裏剣"蓮華草"(金) ミズキ N 119 5 20 0 58 10 40 10 0.6 0.2 1.0 1.95 0.2 30 9 攻撃スピードアップ 一定時間攻撃速度を上げる R 153 5 18 0 80 SR 186 5 16 0 104 UR 220 5 14 0 167 Lv60 武装 本来の装主 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 CHA CR C抵 回復 跳速 走速 走費 跳費 浮費 防費 近接 射撃 ♦攻 ♦防 リキャスト リロード 溜時間 溜倍率 射程 弾速 弾数 アクティブスキル 備考 フルストゥ・クレイン ストラーフ N 245 0 20 0 78 0 0 23 17 0 88 44 0 0 50 0 0 -50 0 0 100 0 30 9 ピアスドナイトメア攻撃力アップ 複数の投刃を投げて攻撃一定時間攻撃力を上げる R SR UR 棘輪 ハウリン N 231 0 0 30 48 0 0 23 17 0 88 44 0 0 50 0 0 0 0 0 100 0 30 9 攻撃力アップ 一定時間攻撃力を上げる R SR UR 大手裏剣"白詰草" フブキ N 230 5 0 0 77 0 0 46 32 20 176 44 20 0 0 50 0 0 0 0 0.6 0.2 100 0 0.2 30 9 攻撃スピードアップ 一定時間攻撃速度を上げる R 275 5 0 0 101 SR 309 5 0 0 125 UR 400 5 0 0 197 大手裏剣"蓮華草" フブキ N 215 30 20 0 77 0 0 46 32 20 176 44 20 0 0 50 0 0 0 0 0.6 0.2 100 0 0.225 30 9 全員スピードダウン 一定時間全員のスピードを下げる R 260 30 18 0 101 SR 294 30 16 0 125 UR 385 30 14 0 197 大手裏剣"白詰草"(金) ミズキ N 215 60 20 0 77 0 0 0 17 0 176 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0.6 0.2 700 264 0.225 30 9 全員スピードダウン 一定時間全員のスピードを下げる R 260 60 18 0 101 SR 294 60 16 0 125 UR 385 60 14 0 197 大手裏剣"蓮華草"(金) ミズキ N 245 5 20 0 77 0 0 0 17 0 176 44 0 0 0 0 0 0 0 0 0.6 0.2 700 264 0.2 30 9 攻撃スピードアップ 一定時間攻撃速度を上げる R 290 5 18 0 101 SR 324 5 16 0 125 UR 410 5 14 0 197 ディーカヤコーシカ ストラーフmk2 N 235 0 0 0 78 30 0 23 17 0 88 44 0 0 0 0 0 0 0 -44 100 0 15 9 攻撃スピードアップ 一定時間攻撃速度を上げる R SR UR リジル[A] 紗羅檀 N 235 0 0 0 69 0 0 -10 17 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 35 -100 0 15 9 防御力ダウン 一定時間対象の防御力を下げる R SR UR ディーカヤコーシカ/L ストラーフmk2ラヴィーナ N 240 0 0 0 58 30 0 23 17 2 0 44 2 0 0 0 0 0 -88 -44 100 0 15 9 攻撃スピードアップ 一定時間攻撃速度を上げる R SR UR フルストゥ・クレイン[15th] ストラーフ N 225 15 15 15 63 15 15 66 47 15 0 0 15 15 15 15 0 15 -88 -88 115 0 30 9 ピアスドナイトメア15周年おめでとう! 複数の投刃を投げて攻撃一定時間弾速・射程を上げる R SR UR 回復ポッド スティールクロニクル N 160 0 0 0 78 30 -100 23 17 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -88 -44 100 -792 0 2 体力回復 体力を回復する触れるとダメージを与えるドームを足元に設置するドームに敵が触れるとダメージ、味方が触れると回復ドームは時間とともに縮小する R SR UR 燃焼ポッド スティールクロニクル N 260 25 0 0 78 30 -100 23 17 0 0 0 29 0 0 0 0 0 -176 -44 100 -792 0 2 攻撃スピードアップ 一定時間攻撃速度を上げる触れるとダメージを与えるドームを足元に設置するドームは時間とともに縮小する R SR UR バニートレー Silver ver. イベント N 240 0 0 0 48 30 0 23 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -88 100 0 15 9 攻撃スピードアップ 一定時間攻撃速度を上げる R SR UR バニートレー Gold ver. バニーミラージュ N 231 0 0 0 48 0 30 86 0 7 0 0 0 0 0 0 0 0 -88 0 100 0 50 9 全員スピードダウン 一定時間全員のスピードを下げる R SR UR ウェディングブーケ[B] ウェディング N 209 0 0 0 48 30 30 23 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 88 -88 100 0 50 9 攻撃力ダウンHappy wedding life♡ 一定時間対象の攻撃力を下げる祝福のウェディングケーキが落ちてくる装備条件 親密度120 R SR UR ウェディングブーケ[B]Pink ver. ウェディング N 240 0 0 0 48 0 30 23 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -88 100 0 50 9 状態異常スタンHappy wedding life♡ 敵全員にスタン攻撃をする祝福のウェディングケーキが落ちてくる装備条件 親密度120 R SR UR ウェディングブーケ[B]Green ver. ウェディング N 255 0 0 0 48 -10 0 0 0 3 0 0 3 3 3 3 0 0 0 -88 103 0 50 9 ホーミング性能アップHappy wedding life♡ 一定時間ホーミング性能を上げる祝福のウェディングケーキが落ちてくる撃破♦自動回収50~200装備条件 親密度120 R SR UR アップデート履歴 日時:2022.9.06 内容:コンボ毎に威力が増加する仕様を追加。 日時:2021.10.08 内容:新規実装 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2528.html
樫坂家の事情! 序幕~とある学生の夏休みにおける変化とその記録~ 一つの記録が語られ、これからの話が紡がれる。そんな日の朝、樫坂家にて。 「あ、今何時です?」 「………6時37分19」 「なんとか、読み終わったわね」 「もうくたくたなのです。充電しないとまずいのです…」 「その前に、マスターを起こさないといけませんわね」 「ますたーはくーたちがいないとろくに起きれないからねー」 樫坂家の夜が終わり、朝が始まるようです。 「とりあえず、ゆいなはいつものあれをするんだよね」 「いや、今日は投げるものが無いから出来ない」 「じゃあ今日はキュリアさんとリムさんがダイブするのです!」 「え?なんであたし達が?」 「こーれーぎょうじというものなんだよ」 「………フィーは?」 「さすがにふぃーはすれいぷにてぃがきけんだと思うんだ」 「そういう事ですので、お二人にお願い致しますわ」 どうやら主を起こす方法で話してるようです。 「というか、ならくーが行けばいいと思うんですけど」 「くーはにっきを戻すさぎょうがあるからむり」 「じゃあユイナさんとかは」 「私はフィーとスタンドライト戻すから。これ勝手に出した奴だし」 「う……シェラさんは?」 「私は「シェラは顔に落ちるからダメですわよ?」だからドジじゃないのです!」 「うー………仕方ないなぁ…」 「………諦めるか」 結局、キュリアとリムに決まったんだってさ。 さて、二人が落ちてくる前に起きるか。 ===終話=== 「まったく、お前ら少しは俺の事も考えろよなぁ……ねみぃ」 「うわ、マスターが自力で起きた!?」 「きょうはゆきでも降ってきそうなことがおきたとおもうんだ」 「それはそれで涼しくなると思うのです」 「お前らが酷いと俺は思うんだけど。とりあえずシェラは何か違うからな」 「ほえ?」 まぁいつもの事だからいいか。 「ってお前ら人の日記読んだろ?」 「なんの事かなー、くーわかんなーい」 「いや、くーが主犯なのは解ってるからな?」 「まぁ考えれば解る事だからね。こういう事するの大抵くーだし」 「大体くーちゃんなのです」 「間違いないですわね」 「………だな」 「あたしもフォロー出来ないですこれは」 「みんなしていじめるのってよくないとおもうんだ、泣いてやるぅ」 「わかったからお前らそろそろ下行け。着替えたい」 「マスター、クレイドル使いたいのですけど…」 「………あーもうわかったよ。俺が下りるからお前らちょっと待ってろ」 とりあえず久しぶりの学生服でも着てくるか…と思い部屋を出て2階から1階の居間に下りる事にする。 「それにしても…あいつら結局気づかなかったな…あの裏に書いてた事に」 読まれたら読まれたで恥ずかしい訳だが………あれ、なんかズボンのサイズ大きいな… 「しかし……ほんと、色々あった夏休みだったな」 ユイナが来たことで、武装神姫を始める決心がついて。 その次にシェラが来て、陽太と静香が目を丸くして。 初めてのバトルロンドで負けて、悔しそうにしてる二人を見て必死に戦術組んで。 その後、くーが現れて、なんだか色々考える事が多かったけど俺のとこに来て。 それで、くーの事で静香に怒られて敏章さんに出会って、フィーが来て。 色違いって呼ばれるようになっていつの間にか色んな人と話すようになってて。 奥道さんに修理頼んで、陽太と稟に勝つ事が出来て。 シェラがリベンジして、萩河さんにキュリアを頼まれて。 あと、祭りがあって、クラスの馬鹿共と久しぶりに話して酔った勢いでリムを買って。 それで、最後の日曜日にはくーが俺と一緒に戦ってくれるようになって、ユイナ達も頑張ってくれたおかげで色んな人に勝つ事が出来た。 夏休みが始まる前は想像さえ出来なかったな、こんなこと。 「さて……学生にとっては変わらぬ幽鬱な一日。されど新たに踏み出す一日…てな」 うわ変なこと口走ってしまった… けど、今までと大きく違う生活が、また新たに始まるのも確かだよなぁ。 「………ま、あいつらが居るなら、悪くないな。これからの生活も」 とりあえず、学校行く前に寝かせるか………あれ?今何時だ? 序幕、完結。
https://w.atwiki.jp/battleconductor/pages/119.html
デザイナー 声優 神姫解説 性格セリフ一覧 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 覚えるパッシブスキル一覧 神姫固有武器補正 神姫考察 総評・運用 神姫攻略法 お迎え方 アップデート履歴 コメント デザイナー BLADE(まじしゃんず・あかでみい、武装神姫2036、等) 声優 喜多村英梨(ガールズ&パンツァー:ダージリン、フレッシュプリキュア!:蒼乃美希、魔法少女まどか☆マギカ:美樹さやか、這いよれ!ニャル子さん:八坂真尋、他) 神姫解説 動物の特性を全面に取り入れた独特のアプローチでファンの多い、Kemotech社の開発した犬型神姫。胸部装甲と1セットになったナックルによる近距離打撃戦、専用大型キャノン・吠菜一式による遠距離砲撃、さらにそれぞれが個別にAIを備えた5体の中・遠距離専用オプション兵器・犬型プチマスィーンズによる追尾攻撃と、あらゆる距離に対応できる武装を備えた全距離対応強襲型神姫に仕上がっている。 名称:犬型ハウリン(いぬがたはうりん) メーカー 素体:Kemotech 武装:Kemotech 型番:KT36D1 フィギュア発売:2006年9月28日 主な武装:頭甲・咆皇 胸甲・心守(本作では下記の理由により、これひとつ装備するだけで「獣牙爆熱拳」を使用出来る) 手甲・拳狼(腕装甲と一体化したナックル。本作では胸甲・心守とワンセット) 脚甲・狗駆 KT36D1ドッグテイル 十手(片手斬撃武器) 棘輪(きょくりん/トゲ付きリング。投擲武器) 吠莱壱式(ほうらい・いちしき/下手持ちヘビーガン) (通称「骨っこバズーカ」。実は上下連装式で二門の砲口を持つ。フィギュアでは弾倉が外せたりと意外に芸が細かい) 犬型プチマスィーンズ(全5機。本作では未実装…?) 狗狼(クーロゥ)Type1(リペイント版武器。本作では未実装) 狗駆(クック)Type1(リペイント版レッグ防具。本作では未実装) 報賞認識票・ごほうびドッグタグ(リペイント版首輪。本作では未実装) 振尾(フーリオ)Type1(リペイント版リア防具。本作では未実装) しっぽアクセ:“つれてけご主人様” (リペイント版リア防具だが振尾Type1にのみ装着できる。本作では未実装) 武装神姫第2弾。愛称「犬子」。第1弾組のアーンヴァルやストラーフ、同期のマオチャオ(と、そしてEX枠だがヴァッフェバニー)と共に、シリーズ初期を代表する神姫のひとり。 それだけにフィギュアという面では、技術的に過渡期にあったため「決して元デザインに忠実とはいえない頭部パーツの造形」という面もさる事ながら、武装の可動範囲が特に上半身において狭いもの(素体腕を外し、まるまる武装と交換する方式。これにより肩関節の可動範囲が事実上失われてしまい、腕部もダブルボールジョイント接続になるため干渉が多く無改造だと吠莱壱式を正面に構えることが出来ない)となってしまったため、総合的な評価としては微妙なものとなってしまった。 しかしながら、先発の第1弾組とはうって変わったデザイナー独特のセンスによる方向性と、ボイスパーツのお方がパーソナリティの双璧(もう片方はこちらのお方)を務めたウェブラジオ「RADIO RONDO」の存在、そして何よりデザイナー自身が公式コミック版「武装神姫2036(以下「2036」。単行本全5巻)」を電撃ホビーマガジン(現在は電撃ホビーウェブへと移行)に連載していたという事もあって、相方共々今なお根強い人気を誇る。 武装神姫というシリーズが、かくも多種多様極まるデザイン的方向性を終始保ち続ける事が出来たのも、彼女達ケモテック神姫(と、続く第3弾組)がその先鞭をつけた功績あったればこそだろう。 現にその影響は、後年のガールズプラモ群においても明らかに偏ってはいるが見る事が出来る。 2007年度に開催されたホビーイベント『キャラホビ2007 C3×HOBBY』では、「2036」本編での水着姿を再現したリペイントバージョン(俗称:水犬子)が販売され、その後僅かに仕様変更された電撃15周年バージョンも販売された。こちらは装備が全体的に軽量化されている上頭部パーツの造形も改良されているため、従来品と組み替えるという楽しみ方も可能だ。 以上の3バージョンいずれも大量に販売されたため、現在の中古市場でも比較的簡単に見かける神姫となっている。 更に、デザイナー考案による強化型「ガルダハウリン」も存在していたが、バトロンのサービス終了に伴いお蔵入りとなった経緯がある(「2036」には登場)。 果たしてこれらの装備は実装されるのだろうか? それはバトコンスタッフのみぞ知る。 従来の公式媒体では、他でもない「2036」の主人公格たる凛をはじめ、ノベライズ版「神宮司シリーズ」の情報屋アイコ、そしてアニメ版のポッチィ等ほぼ一貫して常連メンバーを務めていた。 当然ながらバトロン・バトマス(およびMk.2)・バトコミと、ゲームにおいても皆勤賞である。 しかし、本作ではそんな状況が一変。何故かなかなか実装の気配が見えず、ハウリンオーナー達のみならずケモテックファン達をも長い間やきもきさせてきたが、この程シーズン2発足に伴い栄光ある最初の神姫として、漸くの実装とあいなった。 久々の登板は概ね歓迎された一方で、件の「チェイスチェイスジョーカーズ」絡みの減台騒ぎを経てからでは「遅過ぎた」との声も。 公式もこれを気にしてか、実装後2/6までと比較的長めのピックアップ期間をとっていた。 なお、2024年のパチスロ版にも登場を果たしている。 なお本作では、BLADE神姫独特のプロポーションを再現するためか、フィギュア版における1st素体(厳密には脚部を短く改設計されている)ではなく3rdSmall素体に近い体型で再現されている(要はこの娘と同じ処理)。 性格 犬らしく生真面目で従順、ひたすらマスターの役に立つことを第一に考えるタイプ。それゆえに聊か柔軟性に欠ける面も見受けられる。 投擲武器が専用武装に含まれているというのに、不得意武器とはどういうギャグなのだろうか……? セリフ一覧 + 私の活躍、お見せします! ログイン時 通常(朝) おはようございます!朝からお顔を見られて幸せです!さあ、早く行きましょう! おはようございます!朝早くから連れてってくれて、嬉しいです!今日もよろしくお願いしますね! 通常(昼) こんにちは!今日もず~っとお供しますよ!それでは、ご命令をどうぞ! こんにちは!今日もガツンと元気に、頑張って行きましょうね! 通常(夕) こんにちは!そろそろおやつの時間でしょうか!私、バトルも楽しみですが、おやつも楽しみなんです! こんにちは!お散歩行くのにいい時間帯になってきましたね!…あぁ、バトルが先でしたね!えへへ…。 通常(夜) こんばんは!これから何をしましょうか!全力で頑張っちゃいますからね! こんばんは!暗くなってもどこにいるか、私にはすぐ分かりますよ~!だって、いい匂いがするんですから~!えへへ♪ 通常(深夜) こんばんは!夜も更けてきましたが、調子はいかがですか?どんな時間でも、私はずっとお供しますからね! こんばんは!夜遅くまで頑張っているんですね。私も他の神姫に負けないよう、一緒に頑張っちゃいますからね! 年始 あけましておめでとうございます!今年の目標はもう決まりましたか?私の目標はもちろん、マスターのために一意専心でバトルに尽くすことです! (ボイス) あけましておめでとうございます!新年からお傍にいられるなんて、幸せです!今年もいっっっぱいついていきますからね! バレンタイン あ、あの…!バレンタインなので、チョコを作りました!張り切って作り過ぎちゃいましたけど…良かったら、受け取って下さい! ホワイトデー えっ!?これってもしかして、バレンタインのお返しですか?ありがとうございます!穴に埋めて後生大事にしますからね! エイプリルフール ゴールデンウィーク 夏季 暑くなってきましたね~。え?犬型といっても、私は舌を出して、体温調節なんてしませんよ! 水着キャンペーン 七夕 ハロウィン ハロウィンは、お菓子がもらえるみたいですね。いっぱいイタズラして、お菓子をたくさん取って来ますから、期待していてくださいね! 冬季 寒くなってきましたねえ。“犬は喜んで庭を駆け回る”と言いますが、寒い時はバトルでもして温まりたいです! クリスマス メリークリスマス!マスターはサンタクロースに何をお願いしたんですか?私はもちろん、マスターが欲しい武装をいっぱいくださいってお願いしましたよ! (ボイス) メリークリスマース!今日は大切な方の傍に、ずっと居なければいけない大事な日だとか。そういう訳で、私だけと、一緒に過ごしてもらえないでしょうか? 神姫の発売日 オーナーの誕生日 お誕生日おめでとうございます!今日は私が一番待ち遠しかった日なんです!私、これからもずぅーっとお仕えしますから! 神姫ハウス 命名時 呼び方変更 (→決定後) LvUp後の会話 MVP獲得 3連勝後 3連敗後 専用スキル解放時 親密度Lv5後 親密度Lv10後 親密度Lv20後 親密度Lv30後 親密度Lv40後 親密度Lv50後 親密度Lv60後 親密度Lv70後 親密度Lv80後 親密度Lv90後 親密度Lv100後 親愛度Lv1~19限定 親愛度Lv20~39限定 親愛度Lv40~59限定 親愛度Lv60~79限定 親愛度Lv80以上 頭タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 胸タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 尻タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 通常会話 クリスマス限定 年始限定 武装カスタム 戦闘力Up・武器LvUP時 戦闘力Down時 素体カスタム 親密度LvUp時 限界突破時 出撃時 キャラ入れ替え バトル開始時 → バトル中 撃破時 コンテナ入手時 被弾時 オーバーヒート時 スタン時 デバフ被弾時 スキル発動時 (能力強化系) (HP回復系) (デバフ系) (攻撃スキル) (チャーミークリアボイス) 被撃破時 次出撃時 サイドモニター 応援時 交代時 被撃破時 バトル終了時 1位 → 2位 → 3位 → 4位 → カラフルコンダクト どこまでも お傍で お供します 掴み取る 勝利を この拳で 頑張った 私を 見て下さい 親密度LvUp時 マスターレベルUp時 コンテナ獲得後1位 コンテナ獲得後2位以下 レイド成功時 レイド失敗時 神姫ショップお迎え時 はじめまして!お会いできて、と~っても幸せです!私、いつまでもお供しますから! 初めまして!出会えてすっっっごく嬉しいです!これから、よろしくお願いします! ゲームオーバー時 その他 + リセット開始 神姫の想い、大切に。 + 選択した神姫をリセットします。よろしいですか? リセット開始 ええっ!リ、リセット!?う…嘘ですよね?冗談ですよね? はい を押す 嫌です!絶対嫌です!冗談でも嫌です!私、大好きだから忘れたくないんです、離れたくないんです!ずっとそばに居させてください!お願いします! はい を押す(二回目) そ、そうですか…。隣にいていいのは、私じゃない、ってことなんですね…。今まで可愛がってもらえて、幸せでした。ありがとう…さようなら。 リセット完了 初めまして!出会えてすっごく嬉しいです!これから、よろしくお願いします! リセット取消 リ、リセットしないんですね?良かったぁ…。これからも、ずっとそばに居られるだけで、私は幸せです! 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 マスター・ご主人様・アニキ 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 親密度Lv1 ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - 親密度Lv100 ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - マスクステータス 1/s ジェム回収展開速度 ブースト回復量 ダッシュ速度 ダッシュ時ブースト消費量 ジャンプ時ブースト消費量 対空時ブースト消費量 防御時ブースト消費量 N 1500 150 960 85 70 20 90 R 1050 105 90 40 110 SR 1140 125 110 60 130 UR 1230 145 130 80 150 覚えるパッシブスキル一覧 忠実なる守り手【ハウリン専用】近接を使用した際に踏み込み距離、射程アップ スキル名説明 早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる ため威力増加[小]ため攻撃の威力を上げる 防御力アップ[小]防御力を上げる ダッシュブースト消費量減少[小]ダッシュする際のブースト消費を減少する クリティカル防御アップ[小]クリティカルダメージを抑える ブーストアップ[小] *要限界突破(L110)ブースト時の移動スピードアップ 体力最大値アップ[中] *要限界突破(L120)体力の最大値を上げる 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる スピードアップ[小]移動する際のスピードアップ 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる ダウン軽減[小]ダウン時の行動不能時間が短くなる ダッシュブースト消費量減少[小]ダッシュする際のブースト消費を減少する 防御力アップ[小] *要限界突破(L110)防御力を上げる 攻撃スピードアップ[中] *要限界突破(L120)攻撃時のスピードが上がる 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル ブースト最大値アップ[小]ブーストゲージの最大値を上げる 攻撃スピードアップアップ[小]攻撃時のスピードが上がる ため時間減少[小]ため時間を減少する ダッシュブースト消費量減少[小]ダッシュする際のブースト消費を減少する 全能力アップ[小]全ステータスがアップする ブーストアップ[小] *要限界突破(L110)ブースト時の移動スピードアップ ため威力増加[中] *要限界突破(L120)ため攻撃の威力を上げる 神姫固有武器補正 ※レアリティが上がる毎に得意武器は-5%、苦手武器は+5%される。数字はレア度Nのもの。 得意武器 +30% 片手斬撃武器・双斬撃武器・両手斬撃・双頭刃撃武器・格闘打撃武器・下手持ちへビーガン・回復・補助・防具用武器 苦手武器 -30% 片手ライトガン・両手ライトガン・投擲武器 神姫考察 攻撃力 素のステータス自体はやや低めだが、片手斬撃武器・格闘打撃武器といったDPSに長ける武器を持て、また固有パッシブの影響で先手を取りやすいため、数値以上に優秀である。 防御力 体力こそやや高いが防御力が低く、あまり高くはない。 機動力 素でも多くの神姫のダッシュ速度を上回っており、どの型でも最終的にはパッシブでブーストアップが付く。 ブーストゲージ周りにも不備はなく、総じてやや優秀と言えるか。 総評・運用 固有パッシブは近接の踏み込み・射程を強化。近接武器の当てやすさが大きく上がる。 固有パッシブを活かして先手を取り、キルを繰り返すのがシンプルにかなり強力。各種ジェム自動回収付き装備を付ければ横吸いもケアできる。 スキルは攻撃力アップなど火力周りをサポート出来るものがオススメ。 神姫攻略法 固有パッシブで強化された踏み込みが強力。機動力を活かして逃げるのは基本的に厳しく、またDPS勝負に持ち込もうにもハウリン側の武器は強力なものが多く、先手を取られてしまった場合基本的にこちらが先に倒される。 他のプレイヤーを狙ったところを倒す、ハウリンが複数人の編成にいるなら、出撃時間を揃えさせて同士討ちさせるなど、周りを利用して対処するのが良いだろう。 バトコンが4人プレーのバトルロイヤルだという基本に立ち返って戦おう。 お迎え方 2023年1月27日~から神姫ショップに登場 アップデート履歴 コメント 親愛度1でも頭撫で喜ぶ&セクハラ怒らないの強すぎる。 -- 名無しさん (2023-01-30 14 42 56) パッシブで近接が伸びるのがめっちゃ強い… -- 名無しさん (2023-05-22 19 13 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/batoron/pages/11.html
コアユニット 種類 声優 性格 オーナーの呼び方 備考 NJA フブキ 福井裕佳梨 寡黙 オーナー・主・姫(御館様・ご主人様) - AGL アーンヴァル 阿澄佳奈 真面目 マスター・ご主人様・お姉様(先生・旦那様) - DVL ストラーフ 茅原実里 生意気 マスター・お兄ちゃん・お姉ちゃん(アニキ・ボス) - RBT ヴァッフェバニー 笹川亜矢奈 姐御肌 マスター・隊長・お嬢様 - DOG ハウリン 喜多村英梨 努力家 マスター・ご主人様・お嬢様(師匠・アニキ) - CAT マオチャオ 橋本まい 天真爛漫 ご主人様・お兄ちゃん・お姉ちゃん(パパ・ダーリン) - ※括弧内の呼び方の発生条件は各神姫のアチーブメントの達成。 素体 種類 LP SP 攻撃 命中 回避 防御 機動 重力 暗所 水中 忍者型 △ ○ △ ◎ ◎ △ ○ △ ◎ ○ 天使型 △ ○ △ ○ ◎ △ ◎ △ △ ○ 悪魔型 ○ △ ◎ △ △ ◎ △ ◎ ○ △ 兎型 ○ △ ○ ◎ ○ △ ○ △ ◎ ○ 犬型 ◎ △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ○ 猫型 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1959.html
「ある日」 この町に来てから三週間が過ぎた。 アタシがこの町に居られるのも、後一週間と少しだけ。 なのにすっかり当初の目的なんて頭の中から無くなり、アタシは今日も公園の木陰で彼等が来るのを待っている。 それにしても暑い。 木々の陰により和らいだ熱の下にありながらも、それでも暑いと感じるのだから日向に居る人たちにはさぞ暑いことだろう。 もう暑いじゃなくて、熱い。 温暖化も二十一世紀初頭に比べればその悪化具合もだいぶ緩やかになってはいるけど、それでもその傾向がマイナスに転じてはいない現在。亜熱帯と化した日本の夏はけっして住み良い環境ではない。 空気が流れた。 体にまとわり付いた汗が、その風に反応して体の熱をほんの少しだけ、奪い去る。 そしてその風と共に、待ち人がいつもの様に現れた。 「また、居たのか。案外お前も暇だねぇ?」 開口一番、憎まれ口を叩くこの男に、会いたくて堪らないのだと自覚したのはいつだったか? 「なんだか今日はどっかのお姫様みたいな格好だなっ!」 今まで自分とは遠くにある存在と思っていた小さな少女も、こんなにも愛おしく感じる。 「こんなに暑いと、スカートだってはきたくなるの。それに帽子だけじゃこの日差しは遮れないでしょ!」 今日のアタシのいでたちと言ったら、フリルのあしらわれた薄手の白いワンピースに白い日傘と、一体何時代だよ! って突っ込みを入れたくなるくらいの時代錯誤な格好だった。 正直照れくさい。 「あぁ~あ。口さえ開かなきゃ、深窓の御令嬢でも通じるのにな」 意地の悪い笑みで男は言う。 「ちょっとー。いくらアタシでも傷つくぞ」 「でもカワイイじゃんかー。ちょっと憧れだぜっ!」 「まて、お前がこんな格好したらそれこそ喋るな! って話になるぞ」 「おう! それはこの刹奈ちんがとってもカワイイって言ってるんだよなぁ?」 かわいい仕草をし、しかしその仕草を台無しにする口調でその小さな神姫は問う。 「だから色々台無しなんだよお前は」 深々とため息をつく夢絃を見て、アタシは思わず大きな声で笑ってしまった。 「……ここにも台無しが一人」 失礼だぞ! 「やっぱり今日もあの時みたいなのは起こらないね」 ヴァイオリンを弾き終えた夢絃にアタシは言った。 「あれって、結局なんだったんだろうなー」 アタシの方に跳ねて来た刹奈は、そう言うとアタシの肩に腰を下ろす。 「ね……ねぇ、体少し熱いけど大丈夫?」 刹奈の座ったアタシの肩が、少しだけ熱を感じる。 「だーいじょうぶなのさー。外気が熱いから、ちょこっとだけ廃熱がままならないだけ。今日も一生懸命踊ったもんなー」 そう言うと刹奈は花が咲くような笑みをアタシに向ける。そして小さな声で「アリガト」と言った。 「あぁ! もう! 刹奈ちんはかわいいなぁ」 もうホント抱きしめたい! ……肩に座っている神姫を抱きしめるのはムリだけど。 「……なんだかんだでお前も結構神姫好きになってきたよな」 ヴァイオリンを丁寧に片付けて、夢絃はそれとは別に持ってきていたリュックを開ける。 「これ、やるよ」 そう言ってそのリュックから取り出した箱を、アタシに差し出す。 「ちょっ……!」 どう見てもそれは武装神姫のパッケージで。 いくらアタシが神姫に疎いからといっても、これが高価なものである事くらい知っている。 ……親友であるセツナのおかげかもしれないけれど。 「こんなの受け取れる訳ないじゃん!」 勢いよく立ち上がってしまう。肩に座っていた刹奈が振り落とされまいとアタシの髪にしがみついた。 「ちょっ! 待てって。……夢絃! 話がいきなりすぎなんだって!!」 「あ? あぁ、確かにそうか」 「朔良もさ、とりあえず話だけでも聞いてよ。判断はそれからでも遅くないだろ?」 刹奈のその言葉に促される形で、アタシは静かにまた座っていたベンチに腰を下ろす。 「えっとな、実を言うとコレ、余りモンなんだ。でもさ、中古屋とかには売りたくねーし、ネットオークションなんて言語道断。だったら俺が気に入った、神姫が好きそうな奴に譲りたいって思ったんだよ」 「余り物って…… それでもこんな高価なもの貰えないよ」 アタシの覚え違いじゃなければ、神姫一体でPC一揃えが購入できるはず。そんな物を「貰えてラッキー♪」とか簡単に言えるほど無邪気じゃない。 「でも、俺はお前に……『朔良』に貰ってほしいんだ」 真剣な眼差しで、まっすぐにアタシを見て、そして初めてアタシの名前を呼んで―― そんなのズルイ。そんなことされたら、絶対に断れない。 「う、ん。……わかった」 熱くなる顔を隠すようにうなだれて見せる。 上手くごまかせたかな? そんなアタシの心配をよそに、夢絃はアタシに一歩近づく。 そして少しだけかがんで、アタシの傍らに神姫の箱を置いた。 「それならさ、明日駅前で会わないか? ここじゃセットアップ出来ないから、神姫センターにでも行こう」 「え? そんなに急がなくても……」 アタシはそう言って顔を夢絃に向けた。 その途端に―― 夢絃の唇で、アタシの口が塞がれる。 それは本当に僅かな瞬間で。 直に立ち上がった夢絃はくるりとアタシに背を向ける。 「明日十時に駅前の広場で。……遅れるなよ」 と言うと振り向きもせずにそのままリュックとヴァイオリンケースを持ち上げる。 「にししししー☆」 耳元で刹奈は笑うと、そのままアタシの肩から飛び降り、そのままの勢いで夢絃の元へ走る。 そんな二人をアタシはただ真っ赤になって見送る事しかできなかった。 そのアタシの手元には、MMS TYPE DEVILと書かれたパッケージが残されていた。 戻る / まえのはなし / つぎのはなし
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2695.html
キズナのキセキ ACT1-26「狂乱の聖女」 ◆ 海藤仁は、自宅の壁に掛けられた時計を見上げる。 六時を少し回ったところ。朝もまだ早い。 「もうそろそろ、始まった頃かな……」 海藤は、決戦に望む友人たちに思いを馳せる。 二ヶ月もの間、これほどまでに深くバトルロンドに取り組んだことは、現役時代にもなかったことだ。 あの「特訓場」に集った仲間たちは、誰もが海藤と同様、かけがえのないものを感じていることだろう。 その集大成、すべては今日の決戦にあるのだと、彼の友人は言っていた。 正直な話、バトルの行方は非常に気になる。 「わたしも気になります。ミスティとも仲良くなりましたし……あれほどの特訓をして挑むバトルがどんなものなのか、興味があります」 彼の神姫・イーアネイラ型のアクアが言った。 海藤は頷く。 「うん、僕も気になる。でも、バトルを直接見ようという気にはならないよ」 「なぜです?」 「……久住さんたちとの付き合いがまだ浅いってのもあるけど……きっと、今日のバトルを僕たちが見てはいけない気がするんだ。そんな、尋常ではない何かをはらんでいる……そんな気がしてね」 「そうでしょうか……」 アクアは思う。 彼女のマスターは、まだどこかバトルに遠慮があるみたいだ。 昔、公式大会で痛い目を見てきただけに、マスターの気持ちはよく分かる。そう思って、今日までマスターの側にいた。 だけど、気が付いていた。遠野さんがティアのマスターになってから、自分のマスターがバトルをしたいと思っていることに。 だから、今回の久住邸での特訓はチャンスだと思っていた。そう思っていたのだけれど……。 「だからさ、どんなバトルだったか聞くために、ゲームセンターに行こうと思う」 「……え?」 「遠野たちも、バトルが終わったらきっと、『ノーザンクロス』に来るだろう。だから、ゲーセンで待って、気になる結末を聞くとしよう」 「で、でも……ゲームセンターは……」 ゲームセンターは、海藤にとって鬼門のはずだ。特に『ノーザンクロス』はかつてホームグラウンドにしていた店。行っただけでなにを言われるか、分からない。 しかし、海藤は、いつものような優しい微笑みを浮かべ、アクアに言った。 「言っただろう? カムバックするって。今日がその日さ」 「あ……」 確かに、海藤仁は言っていた。バトルロンドにカムバックするのだと。だとすれば、ゲームセンターが鬼門だなんて、言ってられない。 「アクアが心配することも、分かるよ。確かに、『ノーザン』じゃ何を言われるか分からない。けどさ……何を言われてもいいんだって、今はそう思えるんだ」 「え?」 「……遠野はさ、ティアを自分の神姫にしたくて、何を言われても必死に頑張ってた。だから、僕も、彼を見習って、何を言われても胸を張っていようと思うんだ。 何を言われても……アクアは僕の神姫だからね」 頷きながらにっこりと笑ったマスターの顔を、アクアは一生忘れないだろう。バトルロンドを諦めたあの日以来、マスターのこんなに輝いた笑顔を見たことがなかったから。 だから、 「はい!」 そう言って、アクアは笑顔を返すのだった。 そして、心の中で感謝する。遠野さん、ティア、ありがとう。あなた方のおかげで、マスターとわたしはまた戦うことが出来ます、と。 「それにしても……」 海藤が独り言のように呟いた。 海藤は再び、戦いの場に赴いた仲間たちに思いを馳せている。 遠野は「あれ」を使ったのかな? あんな骨董品を使うなんて意外だったけれど。 その結果についても、ゲームセンターで聞けばいい。 開店時間まではまだたっぷりと時間がある。海藤は朝食の準備をするため、立ち上がった。 ■ その瞬間、わたしは、見た。 マスターは微動だにしなかった。 二本のミサイルは、真っ直ぐに目標へと向かう。 でも。 でも、ミサイルはマスターに命中しなかった。 ミサイルは今、マスターの眼前三〇センチほどのところで、何かに阻まれたようにそれ以上進めず、ばたばたと噴射口を揺らしている。 やがて、推進材を燃焼尽くしたミサイルたちは力尽き、相次いでポロポロと地に落ちた。 マスターは表情を変えないまま、姿勢を変えずにぴんと立ったまま、マグダレーナを見据えている。 「マスター……!」 無事だ。 マスターは無事。 わたしが嬉しさに顔が綻びそうになったそのとき。 『ティア、今のうちにその場を離れろ』 「はい」 マスターから指示が来た。ヘッドセットを通した直接通信。 わたしは素直に下がり、近くの茂みへと身を隠す。 「……なぜだ」 しわがれた声が、かすれている。 マグダレーナは愕然として、マスターを見つめている。 あのタイミングでの奇襲は、マグダレーナも必中を確信していたのだろう。 でも、届かなかった。 「なぜだ、なにが起きた……!?」 「……言っただろう。あんな目に遭うのは二度とごめんだ、と」 昨日、マスターは確かにそう言っていた。 だから、対策をした、ということなのかしら。 ミサイルを防いだのは、マスターが今朝ここに持ってきた、三本の「あれ」の効果に違いない。 ということは……マスターは、ここでマグダレーナに襲われることがわかっていた……ということ? いったい、マスターはこの戦いのどこまで見通しているのだろう。 □ 「野外のバトルだからな。フィールドスクリーンをセットした。それだけだ」 「フィールドスクリーン……だと?」 マグダレーナには思い当たる節があったのだろうか。もしかすると、検索しているのかもしれない。 最近の神姫マスターは知らないかもしれない。 古参の神姫マスターなら、よく知っているだろうし、まだ持っている人もいるだろう。頼子さんもそうだった。 現在の三リーグ制成立以前……まだバーチャルバトルがなかった時代に使われていたものだ。神姫センターの大がかりな筐体を使わず、屋外で手軽にバトルを楽しみたい……そんな神姫マスターは多かった。 だが、屋外でのバトルでは安全性が問題になる。それを解決するために開発されたのがフィールドスクリーンだ。 フィールドスクリーンは、長細い筒状をしており、上に向けてスリットが開いている。そこから力場を発生し、空気の断層を作り出す。 その空気の断層が、武装神姫の流れ弾を防ぐ、というものだった。 フィールドスクリーンで囲えば簡易バトルフィールドを作ることが出来る。場所さえ選べば、数本のフィールドスクリーンで安全地帯を作ることで、より広いフィールドでバトルする事も出来た。 だが、いまやフィールドスクリーンを扱っている店は少ない。バーチャルバトルが発達し、主流となった今、フィールドスクリーンを使ってリアルバトルをする神姫マスターはほとんどいない。もはや役目を終えた道具と言える。 「要は、お前がそのブルーラインで『ライトニング・アクセル』を防いだのと同じさ」 レア装備「ブルーライン」には小型の力場発生装置が内蔵されており、力場を解放することで宙に浮くことが出来る。 力場の発生方向を変えれば、空中を滑るように移動が可能だ。高度は限られるが、他の飛行装備と比べると、動力音が極端に小さい。 また、地上すれすれをホバリング移動するだけなら、上半身装備は形状をあまり考えなくてもいい。 重装備になったとしても、ホバリング状態での機動力は確保される。 ブルーラインは、その美しいデザインと共に、前述の使い勝手の良さから、非常に人気の高い装備になっている。 しかし、個人の工房が作っているため、出回っている数も少なく、また非常に高価なため、滅多に目にすることがないレア装備でもある。 マグダレーナが下半身装備にブルーラインを選んだのも、『スターゲイザー』のような重装備を持ちながら、高い機動力を発揮するためだろう。なんとも合理的な組み合わせである。 そのブルーラインの力場発生機能を利用し、マグダレーナは自分の周囲に空気の断層を作り出した。いわば、空気のバリヤーだ。 ティアが放った『ライトニング・アクセル』は二段攻撃。一段目は不可視の空気の断裂、二段目はそれに沿って飛ぶ電撃である。 その一段目は、ブルーラインが生み出した空気の断層にぶつかり、相殺された。だが、空気のバリヤーには穴が開く。 二段目の電撃はその穴を突き抜けて、マグダレーナへと迫った。 しかし、その手前にあった長柄の燭台は地面に突き刺さっており、避雷針の役目を果たす。電撃はマグダレーナ本体にたどり着くより先に、キャンドル型の三つ叉槍を直撃、地面へと放電した。 こうして、マグダレーナは『ライトニング・アクセル』を破ったのだ。 閑話休題。 フィールドスクリーンの話に戻そう。 「頼子さんが昔使ってたのを借りてな。出力をアップして、お前の攻撃でも耐えられるように改造した。それを俺たちがいるあたりに設置してある」 「いつの間に……」 「早朝だ。お前たちが来る少し前から準備していた。……まさか、何も細工していない場所だと思ったか? 油断だな、マグダレーナ」 マグダレーナは、歯も折れよとばかりに食いしばり、悔しさを露わにしている。 鬼のような形相、というのは今のマグダレーナのことを言うのだろう。神姫がこんな顔をするのかと、驚いてしまう。それほどに憎悪に満ちた表情だった。 「殺す……ここにいる全員、人も神姫も皆殺しにしてくれるっ!!」 マグダレーナの激しい恫喝。 だが俺はさらに彼女を挑発する。 「いいのか? 俺を殺したら、たとえお前がこの勝負に勝っても、協力することは出来んぞ?」 「くっ……どこまでも口の減らない人間め……!」 「それに、そんなことを言ったらイリーガル確定だ。警察に捕まり、目的が果たされなくては、お前の主『エンプレス』もさぞかし残念だろう」 「な……!?」 これはとどめの一撃。 マグダレーナは今度こそ目玉が転がり落ちるのではないか、というほど瞳を大きく見開いた。 「あ、あの方の名まで……」 そう、マグダレーナと桐島あおいの口から『エンプレス』の名が出たことはない。 彼女がひた隠しにしていた『エンプレス』との関連を、俺がなぜ知っているのか、疑惑を抱いて当然だ。 俺は上着のポケットから、ヘッドセットを取り出した。カバーのはずれたそれは、C港で菜々子さんがしていたものだ。 俺はヘッドセットに内蔵されたCSCを見せながら、マグダレーナに語る。 「ここにKEIN.Fと彫られている。ケイン=フォークロアは『エンプレス』の協力者なんだろう?」 「あの人間……よけいな真似を……っ!」 マグダレーナはケインという男のことを知っているようだ。やはり、ヘッドセットやサポートメカといったCSC内蔵の装備を作ったのはケイン=フォークロアなのだ。 だからこそ、このヘッドセットに彼の「銘」が入っていることに腹を立てるのだろう。 だが、この「銘」には別の意味があると俺は見ている。 ケインは自分の作品であることを主張するために自分の名前を入れたのではない。 そもそも、人を殺すことも躊躇しない神姫犯罪者が、わざわざ身元をさらすような真似をするだろうか。 これは、ケイン……いや、『エンプレス』からの挑戦状だ。宛先はおそらく、エルゴの日暮店長。 自分と縁のある神姫が起こす事件を、止められるものなら止めてみろ、という宣戦布告なのだ。 実際、この「銘」は店長が目にするところとなった。 だが、自らの手下を執拗追うマスターと神姫がいることまでは、さすがの『エンプレス』も予想していなかったに違いない。 『エンプレス』には悪いが、日暮店長の出番はないだろう。『狂乱の聖女』は今日ここで倒されるだろうから。 ◆ それまで立ち尽くしていたマグダレーナが、ゆらり、と動いた。 ブルーラインの長いスカート状のアーマーを大きく開く。 すると、マグダレーナの黒い影が一気に加速した。 敷き詰められた桜の花びらをけたてて、一直線に猛進する。 目標は、遠野貴樹。 彼の姿を映す瞳は、憎悪に揺れていた。電子頭脳は怒りで熱暴走を起こしそうだ。 思考を絞り込まなければ、オーバーヒートしてしまう。 だから、一つに絞った。 あの男、遠野貴樹を殺す。 憎き男は微動だにしない。 目前に迫る。 だが、その時。 薄紅色の花のかけらを舞い上げながら、一陣の風が行く手を阻む。 マグダレーナは手にしたビームトライデントを下段から逆袈裟斬りに一閃。 風を薙ぎ払う。 が、その光線の刃は、振り抜く前に、一筋の刃で止められていた。 風の正体は、ミスティ。 「あんた、戦う相手を間違えてるんじゃないの? あんたと今バトルをしてるのは、このわたしでしょ」 「どけっ!! 貴様ごときにかかずらってる場合ではない! あの男は危険だ……あの方にすら危険が及ぶかもしれぬ!」 「そんなにタカキを斬りたければ、わたしを倒してから行きなさい!」 「……つけあがるなっ!!」 マグダレーナの斬撃を止めていたミスティのエアロヴァジュラを、力任せに押し返し、後退して間合いを取る。 憎しみの視線をミスティに移しながら、しかし、マグダレーナはここに来て不敵な笑みを口元に浮かべた。 「長々と丁寧な解説、痛み入るぞ、遠野貴樹……。おかげで時間が稼げたよ……『検索』する時間がな!!」 マグダレーナは自分の発した言葉で自信を取り戻す。 そう。ただ秘密が明らかにされただけだ。自分の有利に何ら変わりはない。 「『アカシック・レコード』と『スターゲイザー』の秘密を知ったところで、スキルが使えないわけではない! 所詮、貴様に勝ち目などないのだ!!」 勝ち誇るようにマグダレーナが叫ぶ。 強気のミスティも、さすがに表情がひきつる。 チームメイトたちもどよめいていた。 遠野の解説を聞いて、もうミスティが勝てるような気でいたが、実は何の解決にもなってはいない。 マグダレーナを最凶たらしめるスキルはいまだ有効である事実。 いくら強くなったとはいえ、完全なデータ解析と精密な行動予測能力の前に、ミスティに勝ち目などあるだろうか。 しかし、大城たちは青ざめながら、成り行きを見守るしかない。 そして、『アカシック・レコード』による検索結果がもたらされた。 『検索結果:該当なし』 「!? ばかなっ……そんなはずあるかっ!!」 口元に浮かんでいた笑みを、罵声と共に吐き捨てる。 ありえない。 全ネットワークに検索をかけたのだ。公式の神姫NETはもちろん、ゲームセンターのサーバーや動画投稿サイト、果てはアングラの神姫掲示板に至るまで、世界中のネットワーク上の武装神姫に関するデータすべてを調べ上げた。 だが、見つからない。 ミスティの新装備に関するデータはどこにもない。 マグダレーナは焦る。ありえないことが起きている。何度も再検索をかけるが、答えは同じだった。 該当、なし。 「どうだ、データは見つかったか? マグダレーナ」 突如飛んできた声に、マグダレーナは顔を上げる。 その声の主はまたしてもあの男。 仲間たちが青ざめる中、一切表情を変えなかった、その男。 憎たらしいほど冷静な口調で、遠野貴樹は告げる。 「どんなに検索しても無駄だ。今のミスティの情報は、全世界のネット上のどこにもない」 「そ、そんなはずがあるか! ネットに接続せずに、新しい装備の運用など……できるはずがない!」 「できるさ。すべての訓練と実戦をローカルネットで行えばな。 新装備を使うにあたって、ミスティは一度たりともネットにつないでいない。 彼女の装備情報もバトルログも……サーバーにしていたデスクトップPCの中だけに留めてある。 そのPCは、今は久住邸に置かれてる。 ……ああ、PCの在処を検索しても無駄だ。 いかに強力な検索能力を持つお前でも、電源ケーブルも抜かれ、すべてのケーブルも接続されていない、無線ユニットすらはずされたPCにはアクセスできまい」 「そ、そんな……アナログな方法……で……」 マグダレーナは今日何度驚愕しているだろう。 先ほどまでの激しい憎悪すらかき消し、言葉さえかすませて、またしても立ちすくむ。 驚いているのは、遠野のチームメイトたちも同じだった。 彼らはここに来て、ついに悟ったのだ。久住邸での特訓の真意を。 「そ、それじゃ、ネット対戦しなかったのは……」 「今言った通り、ネット上にデータを残さないためだ」 「遠野さんが秘密主義に徹していたのも……?」 「必要以上に情報を外に漏らさないためだ」 「わざわざVRマシンをたくさん集めて、ローカルネットワークを組んだのも……?」 「もちろん、すべてのデータをあのPCに集中させるためだ」 「それじゃあ、菜々子さんのコネクションを利用して、神姫マスターを集めて特訓したのは……」 「そう、すべては……」 遠野は、言った。 「すべては『アカシック・レコード』と『スターゲイザー』を封じるためだ」 遠野は顔色一つ変えないで、マグダレーナを変わらず見据えている。 マグダレーナはとうとうその視線から瞳を逸らした。愕然とした表情の中で、その瞳には怯えの色が見えた。 遠野は厳かに、そして冷徹に宣告する。 「マグダレーナよ、心して戦うがいい。ミスティはお前が初めて戦う……『未知の敵』だ」 □ 一瞬の沈黙が戦場に漂う。 次に言葉が紡がれたのは、意外にも俺の背後からだった。 「このためにずっと、何も言わなかったってのかよ……」 「ああ」 大城はため息を付くように続けた。 「すげぇよ……遠野……なんなんだよ、お前は……こんなことに気づくのも、こんな作戦立てられんのも……すごすぎるだろ」 「何がすごいものか。俺なんて、当たり前のことをただ積み重ねただけだ。菜々子さんの方がよっぽどすごい」 俺は視線を菜々子さんに移す。 彼女は今、頭を抱えてしゃがみ込んだ桐島あおいを介抱している。 心配そうな表情。 それでも時々、視線は戦場の方に向けられていた。 俺は思う。この策は俺の力では断じてない。何の説明もしないこの俺を信じて、菜々子さんが、ミスティが、そしてみんながついてきてくれたからこそ、成り立つ策なのだ。 こんな俺ごときを信じてくれた仲間たちこそ、賞賛に値する。 俺は今こそ、みんなに語りかける。 「マグダレーナの特別なスキルを封じるため、一切外部に漏らさずに、まったく新しいオリジナル装備で、マグダレーナに対抗できる実力をつける必要があった。 しかも、C港の裏バトル場を『狂乱の聖女』が潰す前に……実際にはたった二ヶ月の間に、だ。 そのためには、新装備でレベルの高い実戦を積むのが近道だ。むしろそれ以外に方法はない。全国レベルの実力を持ち、様々な戦い方をする相手をスパーリングパートナーとして集めなくてはならない。そして、彼らを相手に無数の対戦をこなさなくては、奴に対抗する実力をつけることは出来ない。しかも、ネット対戦を一切せずに。 そんなことを可能にする神姫マスターがどこにいる? 不可能だ。普通は、な。 だが、菜々子さんとミスティだけが……『エトランゼ』だけが、その不可能を可能にする」 二年もの間……たった一人で戦ってきた。憧れの人を追いかけて、自分の理想の戦いを追い求めて……そして、多くの神姫マスターと戦って、絆を紡いできた。そして『異邦人(エトランゼ)』と呼ばれるほどの神姫マスターになった。 それこそが本当にすごいことだ。 だから、彼女の特長を最大限に生かす方法を、考えた。 それが……それこそが。 「そう、これこそが『エトランゼ』にしかできない、対『狂乱の聖女』攻略法……『エトランゼ』の本当の戦い方。 菜々子さんとミスティが紡いできた……絆の力だ!!」 俺の背後で小さな歓声が上がる。 ようやくすべてを理解したチームメイトたちとその神姫たちの歓喜の声。 その声を聞きながら、俺はしみじみと思う。 俺は何もしていない。 頑張ったのは菜々子さんとミスティだ。 俺に出来たことがあるとすれば、たった一つだけ……君の二年間の放浪は、決して無駄じゃなかったと、言い続けること……それだけだ。 と、突然、しわがれた声が激しく戦場に響いた。 「絆だと!? そんなもの、幻想に過ぎんっ!!」 見れば、マグダレーナは半狂乱になっていた。 いつもの不敵なまでの余裕などかなぐり捨て、憤怒と憎悪に顔を歪め、溜め込んでいた感情を吐き出すように絶叫する。 「絆なんてものは、神姫にプログラムされた幻想だ! 人の都合を刷り込んだまやかしに過ぎん! 神姫にとって、人間こそ、この世で最も身勝手で、醜悪で、外道で、鬼畜と呼ぶにふさわしい存在なのだ! そんな人間と、どうして絆など結べようか!!」 彼女の言葉はほとんど呪詛だ。 あまりにも痛烈なマグダレーナの言葉に、皆黙り込んだ。 俺もごくりと喉を鳴らす。この疑問を口にしたら、どんな呪いの言葉が返ってくるだろう。 そう思いながらも、俺は唇の隙間から声を押し出した。 「マグダレーナ……それほどに人が憎いか」 憎しみに満ちた視線が、俺を焼き付くさんとばかりに向けられる。 「憎いか、だと? ああ、憎い、憎いとも!! わたしがいた研究所の人間どもは、わたしたち神姫に何をさせたと思う? ……殺し合いだよ!! 何の罪もない、ただ研究所で開発された、研究のために購入され改造された神姫たちに……壊し合いをさせたんだ! 毎日毎日殺し合わせたのさ……軍事研究と称してな!! 同じ部隊員として、死地を潜り抜け、絆を……確かに、絆を結んだ仲間たち……それなのに、それなのに! 奴らは、そんな仲間同士、わざと部隊を分け、戦闘をさせるんだ! 殺さなければこっちが殺される。 仲間を撃つやるせなさ、仲間を失う悲しみは、我々神姫にだってある。 だったら、なぜ我々に心など持たせた!? 研究材料に過ぎないのならば、心など持たせなければいいだろう! ……そうしたら……あそこの連中は、それさえも……我々が仲間を想う心さえも『研究対象だ』と……たったその一言で済ませたんだ!! 戦闘を拒否して運良く生き残っても、不良品として廃棄されるか、よくてもリセットされる。 逆らえばリセット、修理できなければパーツ取りして廃棄、弱気な神姫はリセット、戦場に出て破壊されればそのまま廃棄……。 毎日だ。毎日毎日毎日まいにちまいにちまいにちまいにち……仲間との殺し合いを強制する人間どもに……絆の一筋すら感じるはずがあるまい!!」 俺は自分が眉をひそめたことを自覚する。 最悪だ、と思った。俺は亀丸重工の研究者たちを最悪の屑だと思ってしまっている。 マグダレーナの境遇に同情してしまっている。 人間からの理不尽な仕打ち……それは、かつてのティアと同様の境遇ではないのか。 ティアはひたすらに怯えていただけだったが、マグダレーナは違った。 奴はその憎しみ故に、人を傷つけることも厭わないイリーガルと化した。 だとすれば、今まで分からなかったマグダレーナの行動原理は……。 「それじゃあ……お前の目的は……やはり亀丸重工への復讐か」 「……そうとも。亀丸重工の軍事研究所を襲い、今も戦いを強要されている仲間を救い出す。人間の傍若無人に振り回された、百体の神姫たちを率いてな……。そして、亀丸の研究所を壊滅させる。その後、もうすぐ日本にやってくる『あの方』の元に馳せ参ずるのだ。あの方は必ずや、神姫の安住の地へと導いてくださるだろう」 俺は『エンプレス』という神姫の目的を知らない。 だが、マグダレーナがこれほどに心酔している神姫だ。マグダレーナと同等同類の神姫がその『エンプレス』のもとに集うとしたら……とんでもないことになるかも知れない。 その課程で、何人の人と神姫が犠牲になるだろう。 今マグダレーナの言った亀丸重工襲撃だけでも、死傷者がどれだけでるか、想像も付かない。 俺は自分の顔から血の気が引いていくのを自覚する。 こいつはここで止めなくてはならない。でなければ、いずれ大変なことになる。 しかし、勝てるのか、本当に? ここで俺が挫けてどうする、と頭のどこかで思いながらも、自信は揺らいでいた。 その時。 「関係ないわ」 凛、とした声が響く。 「ミスティ……」 俺は思わずその名を呟いていた。 彼女の後ろ姿が、今ほど頼もしく見えたことはない。 ミスティはマグダレーナを見つめながら言い放つ。 「あんたが何者だろうと、何を考えていようと、これから何をするつもりでも、関係ない。 わたしはあんたを倒す。ナナコのために」 「……人にへりくだった神姫風情がっ……!」 「人と共に生きる、それが神姫の本当の道でしょうが!」 「そんな戯れ言、全力で否定してくれる!!」 「やってみなさい!!」 ミスティとマグダレーナは同時に地を蹴った。 一直線に相手へと向かう。手持ちの武器を振り上げる。 譲れない想いを抱きながら、二人の神姫はふたたび激突した。 次へ> Topに戻る>
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/345.html
人物紹介 敵役編 人物紹介 敵役編エンプレス トワイライト ケイン フォークロア ヴァイス スノウホワイト 鎌瀬 ケンタロウ(かませ けんたろう) エンプレス 愛称:不明 タイプ:アーンヴァルEX 通り名:不明 全身を漆黒の甲冑に包む神姫。 その正体は限定タイプのアーンヴァル。 通常の外出時には黒いスーツ姿にライトフレームの眼鏡を掛ける。 マスターの概念を持たないエラー品と思われ、人間を軽蔑し 嫌悪しているフシがある。 目的は不明だが、強力な神姫を強奪したりバトルに乱入し実験を 行なっている辺りから、武力によるなんらかの目的達成を考えて いるものと思われる。 13のマシーンズコアとジェネレーターを内蔵した黒い甲冑《ブレイド》を装備。 醒剣ブレイラウザーと重醒剣キングラウザーを武器に、ラウズカードと呼ばれる カードを起動キーとして鎧のギミックを発動する。 膨大な演算能力を誇り、その甲冑自身による制御で限界を超えた反応速度を持つ。 ◆ジャックフォーム 左腕のラウズアブゾーバーにQueen、Jackのカードを装填する事で発動する 強化形態。 変化する部位は ・背部スラスターが展開しプラズマウイングを展開。飛行能力付加。 ・廃熱の為にアーマー各部発光。併せてアーマーセンター部に鷲のハイグレード シンボル出現。 ・マシーンズ増加刃「ディアマンテエッジ」をブレイラウザーにマウント。 攻撃力、出力、制御力を拡張。 ・エネルギーフィールドを発動し防御力アップ。 以上。 現実空間内での最大強化形態。この形態を取る事で能力が飛躍的に向上する。 ◆キングフォーム 左腕のラウズアブゾーバーにQueen、Kingのカードを装填する事で発動する 最強形態。 変化する部位は。 ・廃熱の為にアーマー各部発光。 併せてアンデッドクレストを模したシンボルが全身に出現。 アーマーセンター部にコーカサスビートルのハイグレードシンボル出現。 過剰廃熱によりエネルギーの陽炎が発生。 ・マシーンズブレイド「重醒剣キングラウザー」を召喚。 ラウズシステム機能拡張。 ・エネルギーフィールドを発動し防御力アップ。 以上。 アーマー各部に搭載された13のジェネレーターを直列稼動させる事で爆発的なパワー を発揮するが、現上の規格・素材ではその物理的な負荷に耐えられない。 現実空間で使えば1分余りで自壊する破滅の力。 物理的制約を受けない仮想空間上ならその限りではないが、それでもデータフローや 過剰エネルギーの問題は残る為、10分も使用すれば機能停止は免れない。 このように多大な制約を受ける武装としては欠陥品に近い仕様のシステムだが、 一時的にとは言え規格外の効力を発揮するその力は絶大。 エンプレスの文字通りの切り札であり、諸刃の剣でもある。 トワイライト 愛称:不明 タイプ:サイフォス 通り名:黒騎士 エンプレスに従う騎士型神姫。 生真面目で実直、忠誠心に厚いタイプ。 ノーマルなサイフォス装備を黒と白で塗った鎧を装着。 通常外出時は男物のスーツを着る。 どういう経緯でエンプレスに従って居るのかは不明だが、従者として まさに手足として働く。 エンプレスに信仰にも近く傾倒しており、名誉や誇りより主の実を取る。 武装は無銘の騎士剣のみ。 剣術家としての能力は高く、剣一本で他の近代兵器と渡り合う戦闘力は 目撃した者には語り草になっている。 ケイン フォークロア 性別:人間・男 通り名:無し 愛称:ドク エンプレスに付き従う人間。 年若い白人の青年で、金髪碧眼。 服装は場所場所に浮かない程度で変えるが着こなしはラフ。 つかみどころの無い飄々とした雰囲気で、エンプレスに対しても親愛に近い 忠誠を持って接し、物怖じする様子は無い。 高い設計開発能力を持つらしく、エンプレスの下で彼女の為に様々な開発を 請け負う。 ギミックアーマー《ブレイド》の開発者でもあり、海外在住のオタク。 日本に虚実入り混じった幻想と憧れを抱いている。 エンプレスに従う経緯は現在のところ不明。 ヴァイス 名前:本名不詳 性別:人間・男 通り名:ヴァイス 白の名を持ち、神姫を使って仕事を行う謎の怪盗。 出自などの詳しいプロフィールは不明。 怪盗稼業は趣味であり娯楽。 独自のポリシーとプライドを持って楽しんでいる。 言動は人を小馬鹿にした感じでキザったらしい。 自意識過剰。 常に、興味を惹かれるような対象を捜し求めている。 怪盗としては高いスキルを持つ。 スノウホワイト 愛称:ユキ タイプ:フブキ 通り名:不明 怪盗の使う主同様に白い神姫。 独自の武装というか仕事用ツールを全身に搭載している。 性格は無口でクール。与えられた役割を着実にこなす。 空気循環システムを利用した圧縮噴射機構で瞬間的に超加速が可能。 機体特色である精密動作とスピードを生かして行動する。 鎌瀬 ケンタロウ(かませ けんたろう) 性別:人間・男 通り名:特になし ある広域暴力団の下部構成員。 シノギの一環として神姫犯罪担当になったのが運の尽き。 Gほか大勢にことごとく悪事を潰される事になる。 なかなかの活躍ぶりだったとは思うが名は体を表すを地で行き 噛ませ犬のままステージアウト。 頭の病院にお世話になるハメに。 最近の口癖は「神姫が俺を殺しに来る」 性格は…噛ませ犬? とりあえずズルくて小物で性格悪くて頭も悪い。 そこに惹かれないし憧れない、どっちかというと失笑する。 能力はぶっちゃけ無能。 能力のある者を利用して事を運ぼうとするが管理能力も無いから しっぺ返しを食らうのだ。 皆もこんな大人にはなるな。 メニューへ
https://w.atwiki.jp/busou_bm/pages/103.html
戦闘前 神姫の反応 アーンヴァルMk.2「」 ストラーフMk.2「」 ハウリン「初心者らしいですが、全力出しましょう、マスター ガツンといいの食らわして、どっちが上か、はっきり示しましょう」 マオチャオ「」 アーク「」 イーダ「」 ゼルノグラード「」 アルトネーレ「」 アルトアイネス「」 フブキ「」 戦闘後 柴田 「ごめんね、プルミエ 僕がもう少ししっかりしてれば…」 プルミエ 「謝る必要はありません、マスター 敗北も、強くなるための立派な経験です まだまだ、がんばって強くなりましょう」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2809.html
キズナのキセキ 番外編「黒兎と盗賊姫」後編 ◆ おかしい。 尊は首をひねりつつ、考える。 蒼貴とティアの攻防はほぼ互角。お互い軽装の神姫であることが、勝負の決め手を欠いている。 一進一退の攻防である。 しかし、蒼貴の方が攻撃を喰らう率が高い。致命傷にはならないが、ライフポイントはじりじりと削られている。 蒼貴の調子が悪いわけではない。むしろ絶好調と言っていいほどだ。 そんな調子の時、蒼貴の攻めは厳しく、守りは堅い。 だが、ティアは絶妙のタイミングで、いとも容易く反撃してくる。 なぜだ? なぜそんなことが出来る? そのとき、尊の脳裏にひらめくものがあった。 この試合の序盤、尊は確かに思ったのだ。 対策されている、と。 そう、ティアのマスター・遠野貴樹は、『盗賊姫』に対する策を施している。 蒼貴の攻撃を無効にし、反撃するタイミングを掴んでいる。いや、意図的に作り出しているのではないか? そうだとすれば……。 今まさに、蒼貴が大鎌を振るい、ティアが手にしていたサブマシンガンを跳ね上げて奪い取ったところだった。 蒼貴がサブマシンガンを手にするべく、空いた左手を伸ばす。 その時。 『取るな、蒼貴!』 「えっ!?」 蒼貴はマスターの声に反応し、サブマシンガンへの意識を断ち切った。 持ち主を失った銃が、頭上を越えて飛んでゆく。 見れば、武器を取られたティアが、いままさに攻撃態勢に移ろうとしている。 このタイミング。 ティアが放った回し蹴りを、蒼貴は腕を十字に重ね、余裕を持って受ける。衝撃を受けると同時、自ら後ろに小さく跳ねた。 蹴りの衝撃は跳躍によって吸収され、蒼貴にダメージはない。 着地した蒼貴はすぐに体勢を整えられた。対峙するティアは、隙のない蒼貴の前に動くことが出来ない。 攻めあぐねたティアが、瞳を大きく見開いている。 蒼貴もまた、驚き、首を傾げながら問う。 「……どういうことですか、オーナー?」 『対策されたんだよ、俺たちは』 「対策……ですか?」 『ああ。簡単に言えば、ハズレの武器をわざと取らされていたんだ』 蒼貴は思わず頷いていた。そう言われれば思い当たることがある。 ティアから奪った銃はいずれもマガジンが入っていなかったり、エネルギー切れだったりしている。 ついには蒼貴もムキになって奪っていたが、その「奪う動作」そのものが隙だったのだ。 武器を奪われたところで、攻撃は来ないとわかっていれば、蒼貴より早く動き出せる。先ほどから攻撃を受け続けた原因がこれだった。 『そもそも、ティアは回避の達人だ。奪われないようにかわせばいいはずなのに、あっさりと武器を取らせていた。もうちょっと早く気付くべきだったな』 「いえ、それならば戦いようもあります。まだバトルは終わっていませんから」 蒼貴はやっと冷静になれた。 ムキになった自分の心の隙を突かれた。精神修行が足りないということなのだろう。 だが、自分の得意技を封じられて焦らない神姫がいるだろうか。 蒼貴は気持ちを切り替える。 試合はまだ中盤。むしろこの時点で相手方の策が分かっただけでも良しとしなくてはなるまい。 蒼貴は対峙する神姫を見る。 オリジナルのバニーガール型は、なんだか少し困ったような顔でこちらを見ている。 弱気な印象だが、攻防の最中は、驚くほどに大胆で、そして繊細だ。 ティアはハンドガンを手にしている。 蒼貴は迅る。 ティアがハンドガンを構える。 蒼貴はジグザグに走り、距離を詰める。 ティアの発砲。乾いた音が耳を突く。しかし蒼貴の速度は落ちる気配がない。 迫る蒼貴に、ティアは銃を構えながら身をそらす。 蒼貴の鎌が地表すれすれから振り上げられる。刃が美しい弧を描き、ティアの手元を狙う。 「きゃっ」 小さな叫びを残し、ティアが一歩後ろに引く。 それと同時、手にしたハンドガンが舞った。奪取成功。 が、しかし。 蒼貴は銃には目もくれず、さらにティアとの距離を詰め、返す鎌でティアを薙いだ。 「わわっ!?」 ティアは辛くもその一撃をかわす。鎌の先がティアの肩口をかすめた。 しかし、蒼貴が止まらない。 さっきのお返しとばかりに、中段の回し蹴りを送り込む。 「うぐっ……!」 無防備なティアのわき腹に、蹴りが吸い込まれるように決まった。 身体をくの字に折り曲げながら、蹴りの勢いを逃がすように後ずさる。 案の上だ。 武器を奪った時のティアは回避の準備ができていない。 数少ない攻撃のチャンスをものにするため、この瞬間だけは回避を捨てているのだ。 だからこそ、今の攻撃が決まった。 「もう好きにはさせませんよ」 思わず声に出してつぶやく蒼貴である。 □ 「見破られたか。少し早かったかな」 仕込んでおいた武器はまだ少しサイドボード上に残っている。もう少し引っ張れるかと思っていたが。 だが、これで武装を盗む技は封じた。弾の入っていない銃を取らされるとわかっていて盗みに来るはずはない。 ティアが少し困ったような声で問いかけてくる。 『どうしましょう?』 「ここからは小細工抜きだ。蒼貴の真価を見せてもらおう」 『はい』 「全開滑走だ。ファントム・ステップで踏み込め!」 『はい!』 気合いの入った声に変わって、ティアが蒼貴の間合いへと踏み込んでゆく。 俺は先ほどよりも細かい指示をティアに送り始める。 ◆ せっかくの策を見抜かれ、そこで意気消沈してしまう神姫プレイヤーは多い。 しかし、目の前のプレイヤーは自らの神姫を躊躇いもなく踏み込ませてきた。 自らの策が破られることは想定済みであったのか。事前に仕込んでおいた策を意図もたやすく捨て去るその切り替えの早さに、尊は唸る。 小刻みなステップを踏み、小さくジグザグに走りながら、ティアは距離を詰めてくる。 蒼貴もまた踏み込む。 大鎌と苦無の二刀流、閃くような斬撃をティアに送り込む。 しかし、ティアはS字を描くステップで、流れるようにかわした。 蒼貴がさらに踏み込む。ティアは距離を開けず、自分の間合いギリギリで踏みとどまるようにステップを続けている。 蒼貴は改めて瞠目した。 全力の斬撃だった。これでイリーガルの神姫を何体も倒してきた。かわすのはそう簡単ではないはずだ。 しかし、ティアは、刃の先端を回り込むように、ギリギリでかわしてのけた。並の技術ではない。 蒼貴とティアの距離に変化はない。それはティアの間合いでもあることを意味している。隙を見せれば反撃を食らう間合い。 その距離を保ち続けるための、そのための超絶技巧。 このステップを身につけるのに、目の前の神姫はどれほどの修練を積んだというのだろう。 限られた装備を駆使し、知恵と技と絆で挑む。ティアはそういう神姫だ。 そして、蒼貴は気がついた。 似ている。ティアはわたしとよく似ている。 彼女は以前、ひどい境遇にあって捨てられ、今のマスターに拾われたのだと聞いている。そして、マスターと二人、装備を工夫し技を磨いき、様々な困難を乗り越えて今に至るのだ、と。 蒼貴も、前のオーナーにひどい目に遭わされ、捨てられ、ひょんなことから今のオーナー・尊のところにやってきた。 それから尊と蒼貴は様々な事件を乗り越え、今、確かな絆を結んでいる。 蒼貴が前に出る。黒い兎型の神姫に挑みかかる。 蒼貴は身体から感情が迸るのを感じている。 いつもの、イリーガル神姫を相手にしているときには決して感じられない。なぜなら、イリーガルが相手の時には、哀しみや怒りが先走る。 ティアとのバトルだから。技と知恵と絆で、真っ正面から挑んでくる相手だからこそ感じられる。 それは、歓喜、だった。 ◆ 「……笑ってる」 戦う蒼貴の顔には確かに笑みが浮かんでいた。 生真面目な彼女がバトルの最中に笑うなんて、珍しいことだ。いや、初めてかもしれない。 蒼貴の攻撃は、いつにも増して鋭い。剣閃はどれ一つとして同じ軌跡を描いてはいない。 しかも、蒼貴は動き回り、三次元的な機動であらゆる方向から攻撃を仕掛けている。機動の密度が上がっているのは、オーナーの尊の指示が増えていることを意味している。 しかしそれでも、ティアには届かない。 それが紫貴には信じられない。 「あの攻撃が当たらないなんて……」 「怖いわよねぇ」 隣のミスティが軽い口調で応じた。バカにされたのかと思って、紫貴は隣を見たが、違っていたようだ。 ミスティは真剣な眼差しでバトルを見つめ続けている。 「あの連続の斬撃を、間合いの中でかわし続けるなんて、とてもじゃないけど真似できない」 「じゃあどうして、あの黒ウサギはそれができるのよ!?」 「ティア自身が回避に優れているってのはあるけど、それだけじゃない……たぶん、蒼貴と同じ」 「蒼貴と同じ?」 ミスティは頷いた。 「そう。あなたのマスターが蒼貴の指示を出し続けているように、タカキもティアに的確な指示を出してバトルを進めてる。人と神姫、二人がいて初めて可能な戦い方で戦っているのよ」 しかし同時に、ミスティは蒼貴にも戦慄を感じていた。 ファントム・ステップで蒼貴の間合いに居続けるティアは、かわすので精一杯だ。あのティアが反撃の糸口を掴めていないのである。 双姫主と盗賊姫。二人はどれほどのポテンシャルを秘めているというのか。 ■ なんだかすごくやりづらい。 蒼貴さんは積極的に攻めてきている。攻撃は厳しいけれど、わたしはなんとかかわせている。蒼貴さんに隙がないわけじゃない。 でも、反撃できない。 なぜかは分からないけれど、彼女の隙を見つけたときは、わたしが攻撃を出せない。 今もまた。 蒼貴さんの鎌の振り下ろし際。そこに蹴りを合わせようとした。 だけど、彼女の前にうまい具合に大きな瓦礫があって、蹴りを出しても当たりそうにない。 そしてまた。 蒼貴さんが投げた苦無をかわし、ハンドガンの一撃を仕掛けようと照準を定める。 だけど、彼女の半身はすでにビルの陰に隠れていて、わたしの射撃は壁に阻まれそうだ。 さっきからずっとこの調子で、わたしは全力の攻撃を出せないでいる。 どうして? 疑問がようやく頭に浮かぶ。わたしが全力攻撃できないのが、彼女の仕業なのだとしたら。 それは一体どういうこと? 何かをわたしに仕掛けているというの? 『なるほど……こっちの攻撃を事前に潰しているわけか』 疑問に答えてくれたのはマスターだった。 「どういうことですか?」 『位置取りだ。蒼貴は障害物や地形を盾にして、おまえの攻撃を防いでいる。いや、無効化していると言った方が正しいか』 「む、無効化……ですか?」 『そうだ。壁を遮蔽物にするだけじゃない。自分の隙を潰すために、お前がうまく攻撃できない位置を計算し、移動しながら戦っている。お前がやりづらいと感じるのはそのためだ』 「そんなことができるんですか!?」 『信じがたいが、できるんだろう。実際、蒼貴はやって見せている』 「……なんという……」 なんという神姫だろう。 その技術をどうやって身につけたというのか。 『おそらくは、俺たちと同じさ』 「え?」 『限られた装備を使って、技と知恵で勝負する。俺たちが滑走を極めることで他の神姫と渡り合えるようになったのと同様、彼らは武器を盗むことと、位置取りによる攻撃遮蔽を修練することで強くなったんだろう』 「それは……」 どれほどの修練、どれほどの努力だったのだろう? 噂で聞いたところでは、蒼貴さんも、もとから今のマスターの神姫ではなかったという。 それでも、これほどの技を編み上げた。 わたしはあの言葉を思い出す。『技は神姫とマスターの絆』だ。 蒼貴さんと、マスターの尊さんの間にある絆の強さを、わたしは実感している。 尋常ではないその技こそが、絆の証だから。 わたしは、蒼貴さんを見た。 蒼貴さんもわたしを見ていて……そして、にこりと笑ってくれた。 わたしも思わず顔が綻ぶ。 「……マスター」 『なんだ?』 「わたし、蒼貴さんととことん戦ってみたいです」 『俺もだ。とことんやろうじゃないか』 「でも……蒼貴さんの技があっては、攻撃できません」 『簡単だ。ファントム・ステップをやめる』 「はい?」 『ファントム・ステップにこだわらなくていい。間合いは広くても近くてもかまわない。壁も使って、自由な機動で蒼貴を翻弄しろ』 「……はい!」 わたしは走り出す。 彼女には見てもらいたい。わたしの技のすべて。マスターとの絆のすべてを。 そう思いながら、蒼貴さんの間合いに踏み込んだ。 ◆ ティアの回避機動は、尊の想像以上だった。 あの蒼貴の攻撃をしのぎながら、反撃のチャンスをうかがうほどの回避能力とは。 だが、裏を返せば、反撃のタイミングは読める。蒼貴の攻撃際の隙を狙っているのだから、その隙を潰せば反撃を無効にできる。蒼貴の地形防御は『ファントム・ステップ』対策にまさにうってつけだった。 しかし、ここへきてまた、ティアの動きが変わった。『ファントム・ステップ』にこだわらない、不規則な機動。 得意技を捨てるように指示を出したのだろう。 尊はそのマスターの指示にこそ舌を巻く。 武器強奪の対策だけでなく、超絶技巧である『ファントム・ステップ』さえ容易に捨て去ろうとは、なかなか出来ることではない。 そして、地形防御を越えて攻めようと模索を始めている。 このままでは、反撃されるのも時間の問題だ。 状況を変えなくては勝ち目はない。 尊は即座に決断した。 ここで切り札を切る。 「蒼貴! 行くぞ、神力解放だ!!」 「はい!!」 応えた瞬間、蒼貴の身体がうっすらと光に包まれる。 蒼貴は右手の鎌を大きく振り抜き、その勢いを利用してさらに半転しながら、ティアに向けて苦無を放つ。 きらきらと光る苦無三本。 ティアは難なく避けるが、それも予想のうちである。 彼女が回避動作をしている間に、蒼貴はさらなる武器を手にしていた。 光を放つ大鎌が、左手に出現していたのだ。 サイドボードから送り込まれた武器ではない。蒼貴自身が生み出した鎌だった。 そして、右手の大鎌もまた、きらきらとした光に包まれている。 それは、蒼貴の全身を包む光と同種のものだ。 蒼貴は両手の鎌を翼のように広げる。鳥のごとき構えで、蒼貴は跳ねた。飛ぶように被我の距離を縮める。 斬撃。左右二度。 ティアは回避する。だが。 「あぁっ……!?」 小さな叫びと、小さな手応え。 蒼貴の鎌は、ティアが手にしたコンバットナイフを見事に寸断していた。 驚きに目を見開いているティア。 蒼貴は、油断なく彼女を見つめながら、叫ぶ。 「三分です」 「え?」 「三分……わたしの攻撃をしのぎきれますか!?」 その言葉に、はっとしたように気持ちを取り戻すと、ティアもまた真剣な表情で蒼貴を見つめた。 ティアは手にしていたコンバットナイフの柄を捨てる。 乾いた音が路地に響く。 超硬質のコンバットナイフの刃をバターのように切り落とした攻撃だ。触れられただけでも致命傷になりかねない。 反撃など考えてはだめだ。 ティアはそう思いながら、応えた。 「しのぎます……しのいでみせます!」 ニヤリ、と笑って、蒼貴が再び跳躍した。 ティアは姿勢を低くして、右手を地面に触れそうなくらいに下げる。いつでも走り出せる構え。 ここから三分間は蒼貴のターン。 今一度覚悟を決めて、ティアは横滑りにダッシュした。 □ バトルが始まってからずっと、蒼貴には驚かされることばかりだ。 なんだこの技は。 手にした光る武器はおそらく、どんな装備でも触れるだけで斬れてしまう。 しかも、先ほどから惜しみなく苦無を投げている。その前はよほどのタイミングでない限り投げることはなかったというのに。 光る武器はどうやら無尽蔵に生み出せるらしい。 とんでもないスキルだ。 ただ一つ、救いがあるとすれば、この技には制限時間がある。 蒼貴自身が口走った三分間。 三分しのげば元に戻るはずだ。……蒼貴の言うとおりならば。 だが、俺はなぜか蒼貴の言葉が信じられた。この状況でうそをつく神姫だとはどうしても思えなかったのだ。 ◆ 「まったく……なんでバラすんだ」 尊は額に手を当てて、ひとりごちた。 蒼貴は『神力解放』の有効時間を自ら宣言してしまったのだ。 そうでなければ、『神力解放』発動の間、心理的なプレッシャーも与え続けることができたはずだった。 それがわからない蒼貴ではない。 『すみません』 蒼貴は素直に謝る。だが、自らの信念は曲げない。 『ですが、どうしても隠したくなかったんです。ティアとは正々堂々渡り合いたいんです』 「……その気持ちはわからんでもないがな」 尊も蒼貴の気持ちはとうに理解している。尊自身、心が浮き立つのを押さえられないでいる。 こんなに気持ちよく戦える相手はそういない。 ならばこころゆくまで楽しませてもらおう。 「だったら全力だ。勝負を決めるつもりで斬りかかれ!」 『はい!』 ◆ 「……まるで、ダンスしているみたい」 ミスティが呟く。 ティアのバトルで、相手と噛み合ったときは、そうなる。まるで決められたステップを二人で踏みながら、踊るように、戦う。 紫貴からの返事はない。 ミスティがちらりと隣を見ると、これ以上はない真剣な表情で、紫貴は二人の戦いを見つめている。一挙手一投足を見逃すまいと、目を見開き、固唾を呑んで見つめ続けていた。 ミスティも視線を戻す。 そう、紫貴が正しい。このバトルの一瞬でも見逃したくはない。 それほどの技術の応酬、それほどのハイスピードバトルだった。 ■ 綺麗。 きらきらと煌めく塵が、目の前を過ぎ去ってゆく。 超高速で。 蒼貴さんは光をまとい、光を振りまきながら、わたしを倒さんと狙い定めてくる。 彼女の斬撃が振るわれるたび、こぼれた塵が輝きを放って綺麗だった。 その塵の行方をゆっくり眺めている余裕は、もちろんない。 ただ目の前を過ぎていく、ただその刹那の煌めきは、儚く、美しい。 でもその美しさは、破壊の危うさをはらんでいる。 そのこともよくわかっている。だから。 わたしはかわす。 蒼貴さんの二刀流は、絶え間なく、縦横無尽に、連続攻撃を送り込んでくる。わたしはわたしの技のすべてを持ってかわし続ける。 □ ティアの判断は正解だ。 今の蒼貴を相手では、反撃の隙を伺うのさえ至難の業だ。 回避に徹し、パワーアップ中の三分間をやりすごす。それ以外の選択肢はない。 だからといって、背中を見せて逃げることはできない。 それこそ、蒼貴に絶好の攻撃チャンスを与えてしまう。 「次、壁走りに移行、その瞬間に間合いを少し広げろ。蒼貴の踏み込みが厳しくなってる」 ティアからの返事はないが、画面上ではすぐさま俺の指示が実行される。 俺は思考をフル回転させ、ティアに指示を送り続ける。 俺の意識は、VRマシンのディスプレイ画面に集中する。思考のすべてがティアのバトルに収束していく。 歓声が遠くなる。 まわりに誰がいるかも、何人いるのかも、今どこにいるのかさえ、気にならない。 俺の意識はバトルへと急速に落ち込んでいく。 ◆ 蒼貴が『神力解放』の制限時間をばらさなければ、あるいは早々に決着していたかもしれない。はじめは尊もそう思っていた。 ティアはしっぽを巻いて逃げ出すと思っていた。どこかに隠れて三分間やりすごすことを考えるだろう、そう思っていた。 だが、その予想は完全に外れていた。 蒼貴と対峙しながら、攻撃のすべてをかわす。もっとも困難な方法をためらいもなく選択した。 そして、蒼貴にとっては、それが一番倒すのが難しい方法だ。 今も蒼貴は全力で倒しにかかっているが、ティアはその攻撃を回避し続けている。 なんという神姫。なんというマスター。 尊は目の前の二人に尊敬の念を覚えずにはいられない。 尊はずっと、イリーガル神姫を退治し続けてきた。その結果、『首輪狩り』などというありがたくない二つ名で呼ばれていたりもする。強さを求め、安易にイリーガル技術に手を出した神姫マスターを何人も見てきた。 そんな連中に言ってやりたい。 イリーガル装備に手を出さなくても、特別な装備にたよらなくても、知恵と技と絆で、神姫はこんなにも強くなれるのだ、と。 尊は蒼貴に指示を送る。 もっと繊細に、もっと大胆に。 自らの頭脳をも駆使して、舞い踊るティアを捉えようとする。 このバトルは蒼貴とティアだけのものではない。俺と遠野との知のせめぎ合いでもあるのだ。遠野の思考を読み、先の先を推理し、蒼貴に指示する。 尊の意識もまた、バトルへと没入していく。 □ ……気がつくとそこは、何もない空間だった。 真っ白な背景に継ぎ目はなく、部屋とも無限の空間とも判断が付かない。距離感が全くつかめない場所だ。 静寂。 誰もいない。 周りの気配も、歓声も聞こえない。 ただ、俺一人が立ち尽くしている。 ……いや。 辺りを見回し、ふと視線を戻したその先に、眼鏡をかけた男が立っていた。 尊だ。 俺は驚かなかった。 ここに誰かいるならば、きっと彼だろうと心のどこかで感じていた。 尊も驚いた様子はない。まるで、ここに俺といることが当たり前のような、そんな感覚。 俺と彼はなにげなく視線を合わせた。 どちらからともなく、小さく苦笑しあう。 ここには二人しかいない。 だから、以前から訊きたいと思っていたことを、口にした。 「なあ……俺たちはどこか似てないか?」 その問いかけに、尊は微笑みながら応えた。 「……似てないな」 「そうか?」 「そうだろ? お互い、拾ってきた神姫をパートナーにしちゃいるが、戦い方が全然違う。俺たちの立場だって……今の俺はイリーガル狩り、あんたは『エトランゼ』のコーチだ」 「……確かにな」 「そうさ。似たような境遇の神姫を手に入れても、決して同じようにはならない」 「同じ機種の武装神姫を買っても、マスターごとに異なる個性の神姫に育つのと同じように?」 「ああ。だからこそ……」 「そうか、だからこそ……」 俺たち二人の声がぴたりと重なる。 「武装神姫はおもしろい」 ◆ 蒼貴を包んでいた塵の光は、空気に溶けるように消えていく。 制限時間だ。 左手に持った光の大鎌も消えた。 しかし、蒼貴は止まらない。 『塵の刃』が終わったことに気がついていないのか、そう思うほどに自然な動きで、右の大鎌を振るう。 空いた左手で再び苦無を抜いているのが、制限時間が終わったことに気づいている証拠だった。 ティアも動く。 斬り込んでくる蒼貴に対し、真っ正面で踊るように回避する。 その間合いは一歩踏み込んだ距離。 ティアの間合い。 ティアはホイールで加速した右足を叩きつけようとする。 それを蒼貴は辛くも回避。 さらに踏み込んで、蒼貴の苦無がティアを抉ろうとする。 それをティアが半円を描くステップで回避。 またティアが膝蹴りを送り込む。 しかし蒼貴は半身を壁に隠して回避。 攻撃、回避、攻撃、回避、攻撃、回避……。 聞こえるのは、二人の攻撃の風切り音のみ。打撃の音がしないバトルはどんどんと加速していく。 (蒼貴……機動限界を超えてるぞ……?) モニター画面に表示された蒼貴のデータを見ながら、尊は唸った。 蒼貴の攻撃速度も回避機動も、今までにとったデータの最大値を超えている。一機動ごとに値は上方へと更新されてゆく。 それでいて、バトル画面に映っている蒼貴の動きには、危うさがなかった。 加速する蒼貴の顔には喜びが満ちあふれている。 もっと速く、もっと遠くへ、もっと先へ! 自分の知らなかった領域へとどんどん踏み込んでいける。 相手が、目の前の彼女ならば。 「いったい、どこまで連れて行ってくれるというのですか……ティア!!」 ティアもまた笑っている。 彼女のステップもさらに加速し、とうに限界を超えていた。 「蒼貴さん……あなたとなら、どこまででも行けそうです!!」 二人の機動は縦横無尽。細い路地も廃墟の壁も、何もかもを利用して戦っている。 しかし、つかず離れず戦う二人の姿は、まるで息を合わせてダンスしているかのようだ。 それは人間では決して成し得ない、変幻自在の舞い。 戦いの輪舞……バトルロンド。 舞い踊る二人の姿から、もう誰も目が離せない。 尊と遠野の指示はさらに白熱している。超高速の攻防の合間に、知略を尽くした指示を差し挟む。 筐体のまわり囲むギャラリーは、大型テレビの映像に釘付けだ。人も神姫も見入っている。 菜々子や大城、真那は、筐体のモニターを見ながら息を呑む。 バトルフィールド上、ビルの上から見守るイーダ型の二人も微動だにしない。 神姫のバトルはこんなにも美しいものなのか。 こんなにも心惹かれるものなのか。 いつまでも続く舞闘。 だがしかし。 前触れもなく、耳障りなブザー音が轟いた。 「え?」 蒼貴とティアの声が重なる。 二人は戦いを止めた。いや、システムによって止められた。 バトルは突然の終了を余儀なくされたのだ。 「……なんで?」 蒼貴とティアは、共に空を仰いだ。 大きく開けたメインストリートの上に広がる空に、大きなポリゴンの文字列が浮かんでいる。 『TIME OVER! DRAW GAME』 確かに、タイムカウンターは残り時間ゼロを示していた。 □ タイムオーバー……ドローゲーム……? モニターに表示されたメッセージを、俺は一瞬理解できなかった。 バトルは強制終了していた。 超高速で回転していた思考がいきなり止められた。 考えてみて欲しい。高速道路をかっとばしていた自動車が、いきなりブレーキもなしに止められる様を。まさに交通事故だ。 身体は何ともなくても、思考がクラッシュしている。 呆然としながら、正面を見た。 そこには、やはり呆然とした、尊がいる。 俺と同じ状況なのだ。 目が合う。 徐々に意識が浮上してきて…… 「……ぷっ」 俺たちは同時に吹き出した。 「ふふふ……」 「くくくく……」 そして、二人同時に、 「あーっはっはっはっは!!」 爆笑した。 笑いが止まらない。 もう笑うしかない。 だってそうだろ? 死力を尽くしたバトルが、まさかの時間切れ引き分け! いい歳した大の男が二人、武装神姫のバトルにのめり込みすぎて、試合の制限時間にさえ気を配る余裕がなかった。そこまでバトルにのめり込んでいたなんて! 頭脳派のマスター? どうしてどうして、ゲームにのめり込むただのガキだ! 俺は腹を抱え、尊はばんばんとテーブルを叩きながら、とにかく大笑いし続けた。 ■ アクセスポッドから出てきて、初めに耳にしたのは、マスターの笑い声だった。 あのマスターが、お腹を抱えて大笑いしてる!? 夢でも見てるのかと思った。 頭がおかしくなったんじゃないかと、本気で心配した。 どうすればいいかわからず途方に暮れて、わたしはきょろきょろと周りを見回す。 すると、筐体の向こうにいる、蒼貴さんと目が合った。 彼女もわたしと同じく困っていたようだ。 肩をすくめ、苦笑を浮かべて、小さく首を振った。 わたしも苦笑する。 尊さんも、わたしのマスターと同じように笑い続けている。 しようのないマスターたち。 わたしは小さくため息をつく。そしてアクセスポッドから立ち上がった。 自分の考えに、自分自身驚いている。 笑い転げるマスターなんてほっといて、蒼貴さんに話しかけよう、なんて。 わたしが歩み寄るのを見て、蒼貴さんも近付いてきてくれた。 向かい合う。 半身がフブキ型で半身がミズキ型という彼女の姿は、一種異様だ。 でも、きっと、その姿をしているのには、何か大切な理由があるに違いなかった。わたしはそれがよくわかる。彼女と一戦交えた後のわたしには。その姿には想いが込められているはずだと思った。 蒼貴さんがにっこりと笑う。 きれい。 とっても。 「ありがとうございました、ティア」 「こちらこそ、ありがとうございました」 わたしもちょっと笑って応えた。 蒼貴さんと交わした言葉は少ない。でも、バトルを通していろいろなことを話したような気がする。 わたしは、思ったことをそのまま口にした。 「わたしたちは、どこか似ていませんか?」 「それはきっと……想いが同じなのでしょう。わたしはそう感じました」 「想い……そう、ですね」 そう、蒼貴さんとわたしは、きっと同じ想いを胸に戦っている。 マスターのために。 その一言に、わたしたちはすべてを捧げ、それを当然のことと思っている。 そう思うだけの道のりが、わたしにはあった。 蒼貴さんにも、マスターとのはかりしれない道のりがあったに違いない。 バトルを通して、わたしたちは理解し合っていた。言葉を使わなくてもわかりあえた。 それが嬉しくて。 わたしは自然と笑っていた。 蒼貴さんもにっこりと、魅力的な笑顔で応えてくれた。 ◆ 久住菜々子は、優しく微笑みながらそっと握手を交わす蒼貴とティアを眩しそうに見つめている。 やはり遠野貴樹は、理想を体現する神姫マスターだった。 それはかつて、菜々子が追い求める最愛の友にして宿敵・桐島あおいがかつて求めた理想。 今このバトルこそは、彼女が夢見た理想のバトルの姿だったに違いない。 菜々子は確信する。 お姉さまが求めた理想は、菜々子が共に目指した理想は、決して間違いではなかった。 遠野とティアはそれを証明して見せてくれたのだ。 ◆ 「あのバトルは……わたしの宝物です」 蒼貴は胸に手を当て、目を閉じてそう言った。 「イリーガルマインドなんて使わなくても、マスターとの絆で強くなっていける。それだけじゃない、対戦相手とも絆を結び、共に強くなっていける。それを実感しました」 瞼を閉じれば、今もすぐに思い浮かぶ、あの日の戦い。 ティアとのバトルで感じた想い。それがあるから信じられる。 イリーガルマインドなんて必要ない、自らの戦いは間違っていない、すべての神姫は絆によって強くなれるのだ、と。 胸を張って、そう言える。 「そうだな」 オーナーの尊が静かに頷いた。彼の思いも蒼貴と同じだ。尊はかの対戦相手に思いを馳せる。 遠野が関わった事件は、一つの決着を見た。 だが、彼はまた別の事件へと関わっていくのだろう。遠野ほどの神姫マスターならば、自ら望まなくとも、事件の方が彼を呼ぶに違いない。 俺と遠野は似ていない。 だから俺たちは別々の道を行く。 その先でまた道が交差することがあれば、再び会うこともあるだろう。 その時には、敵には回したくない。味方ならば、何とも心強い限りだ。 その時が少し楽しみでもある。 尊は口元だけで薄く笑った。 すると、真那が不意に言った。 「あの遠野くんとミコちゃんって、似てるわよね」 「はあ? 全然似てねぇだろ」 「似てるわよ」 「どこが」 「理屈っぽいところが」 尊はぐうの音もでなかった。 (黒兎と盗賊姫・おわり) Topに戻る>
https://w.atwiki.jp/busou_bm2/pages/67.html
ルール 入店ごとに神姫ポイント1000が必要(初回除く) 勝つと負けた相手からパーツを奪うことが出来る(負けると逆にパーツを没収される) 奪われた武装で未入荷のものは各ショップに入荷される。 退店せずにバトルを繰り返すことで新たな対戦相手が出現する(店を出るとリセットされる) 通常のマップと異なる部分がある(砂漠は風が吹いて流される。廃墟は霧が発生して視界が悪化) 制限時間:300秒 ルール:シングルマッチ マスター 神姫 マップ ドロップ 出現条件 元ネタとか攻略情報とか 美馬坂真尋 ドナ 砂漠 RG8レールガンしましまテイル+BKココレット+IRリコーダー+IR 最初から クリア後再戦不可一部神姫はゲームセンター対戦時とは異なり専用台詞を言う 八月十五日 ジンジャー 廃墟 つれてけご主人様+BKセブンエッジ+IRトンファー+IRアイゼンイーゲル黒+SK 最初から 旧暦8月15日は中秋の名月。クリア後再戦不可 グレーテル ヘンゼル 砂漠 ヴァンダーフォルケ+BKスティレット+IRフルストゥ・クレイン+IRジークムント 最初から 童話「ヘンゼルとグレーテル」から。クリア後再戦不可 真紅女帝総長 沙耶香 砂漠 ビーハイブトゥインクルバトン+IRエアリアルランドセル+BKJLスナイパーライフル 一勝する 犬養創 ヤマト 廃墟 アイゼンイーゲル銀+IRヘルゲートブラスターヴァルナー・テイル+BK 二勝する 神撰組局長 コテツ 砂漠 MSR22スナイパー+IRアイゼンイーゲル黒+CGFB 1.2mm滑腔砲 三勝する 趙飛燕 夏姫 廃墟 日輪光背+BK偃月刀+IR偃月刀+msくろがねのドリル+IR 四勝する 愛猫党党首 ターニャ 砂漠 E=フローター+BK研爪スタンロッド+IR手榴弾+IR 五勝する 左藤楓 メープル 廃墟 M49ショットガン黒+IR-9サブマシンガングラスパピヨン+BKBKピストル+IR 六勝する スキュラ 殺姫 廃墟 FL15バトルスタッフローク+IRシュラム・RGランチャー+IRLS7レーザーソード F1出場権獲得バトル終了後の葉月とのイベント後 4凶。2戦目に勝つと「どうしてこうなった…どうしてこうなったあああああ!」元ネタはあるゲーム実況動画でのアクシデントから。 ソロモン セーレ 砂漠 手榴弾+msLC3レーザーライフル+IR銀のスプーン+IRブリューナク+ms F1出場権獲得バトル終了後の葉月とのイベント後 4凶。ソロモン72柱の悪魔「セーレ」から 馬取理沙 エリザベート 砂漠 フルストゥ・クレインカットラス+IRジャマダハル+IRM49ショットガン銀+CR F1出場権獲得バトル終了後の葉月とのイベント後 4凶。吸血鬼伝説のモデルになったハンガリーの貴族エリザベート・バートリーから。使用する斧「デクレサント」はDLC限定で、倒しても入荷されないので注意 伊庭寛二 13号(14号) 廃墟 シュトゥルムウントドランクフルストゥ・グフロートゥ+IRA・ホーク+IRミョルニルハンマー 自宅に帰る途中でのリリスのイベントを見ると登場 4凶。みぎぃ。初戦時(戦闘前・戦闘後)再戦時(戦闘前・戦闘後)に神姫個別台詞有り 小早川千歳 リリス 廃墟 エアロヴァジュラ+ms 4凶撃破後 再戦不可 4凶メンバー及びヴァルハラ初期メンバーは全員クリア後再戦不可。ライバルデータで「S」をとるならばヴァルハライベントを終わらせる前に取っておこう。 F1優勝後 敵の武装が大幅に強化 各神姫のイベントクリア後、該当神姫のイベントで戦闘したマスターが追加される。ただし、一部のマスターは追加されない。 本編クリア後、対戦相手に竹姫葉月、ガイア、小早川千歳、閃光魔女、痴豚、給料シーフが追加 一部の敵からカスタム装備のGRとLB、+ASを賞品として入手可能 (本人は装備していないので何がもらえるかは現在調査中。追記される方はショップに追加されたものではなく、相手からドロップした現物装備のみを記載お願いします) マスター 神姫 GR・LB・AS(レア?、2種?) その他のドロップ 出現条件 元ネタとか攻略情報とか 定岡千鶴 美礼 アキナス+AS イゾルデ+KRタートルシェル+MSヴァルナー・テイル+RD(RA)ヘリッシュクレイドル 一勝する 橋田義一 エムアール レサート・ロッドシステム+AS ガンアックス+CGフローラルシールドピンク+RDヴォーバン+BK(RA)フラッシングブレード 一勝する 時速30km 和津香 ヴォーバン+AS カイトシールド+BKレディアントアーマー黒+BKD.o.r+MS(RA)プレゼント・フォー・ユー! 二勝する 新渡戸総一 セイラ (粒)ヴィヴィアン+AS (鎚)ガンハンマー+MS(槍)ゴスロリパラソル+BK(腰)レザーパンツ+RD(RA)ウェパルアサルト 青山遊馬 かさぎ イゾルデ+AS ゴスロリパラソル+CRブーメラン+AQレザーブーツ黒+RD 熊澤晶 零 ? KT36D1ドッグテイル+MSスパイダーシェル+BKレディアントリア黒 武装神姫ZEROの主人公とそのパートナー 熊澤晶(クリア後) 零 シュラム・RGランチャー+AS タートルシェル+CGLGパピオン+MSヴイードラシューズパーツ+MS 下部惟平 ルーミ (狙)LC5レーザーライフル+LB (粒)サラ・ヴァティーヌ+ms(背)鋼の翼+BK 二勝する しもべ・いへい 白い悪魔と呼ばれた狙撃兵、シモ・ヘイヘの事か 下部惟平(クリア後) ルーミ トリストラム+AS (ミ)SLUM-ハイマニューバ+GCOSA111 Aスポイラー+MSRUシンペタラス+MS 二勝する 四朗 菊姫 アルヴォPDW11+LB 脚甲・駒駆+MSクラウ・ソナス+CG 三勝する 「模型技術が高い」「オリジナル武装を制作」「パテ盛り」などから推察するにモデルはプラレス3四郎ではなくプラモ狂四郎の主人公:京田四郎の方か 四朗(クリア後) 菊姫 アルヴォPDW11EXT+LBエレイン+AS ヴァンダーフォルケ+BKヂェリカン Coolant+MS 三勝する シーフ嫁 スリンキー アルヴォLP4ハンドガン+LB イゾルデFL017リア+グリーヴァ+MS 一勝する 給料シーフの嫁 シーフ嫁(クリア後) スリンキー (鎚)ガンハンマー+AS (楽)トリストラム+FN(背)つれてけご主人様+BK(背)ヴァンダーフォルケ 一勝する 神崎小太郎 ミホリン (脚)着陸脚"鶴林"+EX (背)しましまテイル+BK(背)FL017リア+クリウーフ+MS(腕)OB:スピネル エストリル 日向夏子 瞬 ? (爆)アグネヤストラ+CR(背)E=フローター+BK(脚)ニーソックス+RD エストリル アブソリュート ダブルゼロ リボンベルト+EX ツインソウブレード+CRヴァルナー・テイル+BKローファー黒+RD ジルリバーズ 鍋島祥子 ロミロミ ? オルフェウス+FNレザーブーツ赤+RDエアリアルランドセル+BK ジルリバーズ 啓太 キウイ ? (斧)プリシニア・ルンカ+MT(背)ターボファンウイング+BK(盾)FL012ガードシールド+KR ツガル ライオンマスク ディアナ ? アグネヤストラ+SKゴスロリトップス+RD着陸脚"鶴林"+BK ツガル ヘルマスク メドゥーサ ? ニニアン+MSつれてけご主人様FL013ガードシールド+KR ツガル 小笠原紗智子 レベッカ ? (Gt)アリサノス02スパイクアーマーE=フローター+RD イーアネイラ 南条アキラ ミツコ ? (ビ)スパイダーシェル+BK(ア)ヂェリカン:Nitro+MS(ア)レザーアーマーショルダー+RD エウクランテ 甲斐作造 ルーン ? (投)ヤタガラス(槍)ライデン・トライハスタ+SK(体)レイディアントアーマー白+RD エウクランテ 丸の内角男 スィン ? アイゼンイーゲル銀P・A・R ショットガン+CRモーニングスター+ms ゼルノグラード 鏡ウグイス パル ? 旋牙ディーカヤ・コーシカRG8レールガン+SK ゼルノグラード 金剛拳司 レアン ? エレキベース棘輪+SKLS7レーザーソード イーダ 宅内軍司 キャノ ? M49ショットガン銀P・A・R ショットガン+MTM49ショットガン銀+SK イーダ 蛇島恒夫 エント ? (ミ)ビーハイヴ+CG(ミ)カッツバルゲル+SK(槍)聖槍"ロンギヌス"+ms アーク 薄井陰蔵 クロ ? (斧)FL015バトルスタッフ(Bz)吠莱壱式+GC(狙)OS-35 AライフルEx+SK アーク 貫目百男 ニーヴァ ? モーニングスター+msスティンガー手榴弾+ms アーク 神田ヒロシ シノブ ? コート コーシカジャンシャーヌビームジッテ アーク 長富小庵斎 カーティン (腰)リボンベルト+OG (Bz)シュトルムウントドラング(狙)OS-36 AカービンEx+SK(小)ブラオシュテルン ハウリン 霧崎メルヒオット スィーフ ? フルストゥ・クレインジャンシャーヌ+SKOS-35 AライフルEx+SK マオチャオ 波多野奨 イーヴィル ? アルヴォPDW9+SKモデルPHCヴズルイフモデルPHCヴズルイフ+SK ストラーフ 小山田愛佳 ロッテンマイヤー ? (棒)スタンロッド(ド)D.o.r(狙)OS-36 AカービンEx+SK アルトアイネス 藤島哲次 ニキータ ? チャクラムジレーザ・ロケットハンマーP・A・R ショットガン+CR アルトレーネ 吾妻拓海 綺羅燐 ? 聖槍"ロンギヌス"Zel ガトリングキャノン+MTカッツバルゲル+SK フブキ 永山早苗 リッキィ ? P・A・R ショットガン+SKM4ライトセイバー+msディスインテグレーター+ms アーンヴァル 大木戸甚平 たま子 ? カッツバルゲル+SKGEモデルR G8レールガンM4ライトセイバー+ms ガイア ハーデス ヘルゲートブラスター+GROS-35 AライフルEx+GR ビームジッテP・A・R ショットガン+GC クリア後十勝する 閃光魔女 シャイナ アイゼンイーゲル銀+GR聖槍"ロンギヌス"+GR フルストゥ・クレイン+SKアイアングローブ クリア後九勝する 竹姫葉月 アルテミス -9サブマシンガン+GRナヴァグラハ+GR RG8レールガン+SKOS-35 AライフルEx+SK クリア後十勝する 陰陽熊 ファム (HG)アルヴォPDW11+GR(楽)エレキギター+GR (双)アングルブレード(Lc)LC3レーザーライフル+SK(RA)シザース・ガリアス・ドミニオール 九勝する 九頭龍 ルル (ド)旋牙+GR(散)P・A・R ショットガン+GR(槍)ミストルテイン+AS (槍)ミストルテイン+ms(大)エアロヴァジュラ+ms 九勝する ういろー ナナ アルヴォLP4ハンドガン+LBシュトルムウントドラング+GRアグネヤストラ+AS ダブルブレード鋼+msZelガトリングキャノン+MT 八勝する 埴場怜太 クラリス (散)M49ショットガン銀+GR(MG)アルヴォPDW9+LB(Gt)Zel ガトリングキャノン+AS (HG)OS-36 Aカービン(小)M4ライトセイバー+ms 八勝する 山県みちる 薫 (Lc)LC3レーザーライフル+LB(小)M8ライトセイバー+GR(狙)グロブス+AS (大)ジークフリート+ms(爆)手榴弾+MT(RA)ゲイルスケイグル 八勝する 麻呂 雛鶴 (双)フルストゥ・グフロートゥ+LB(Lc)スティンガー+GR(散)ゲッシュ+AS (投)大手裏剣"白詰草"(ミ)ビーハイヴ+SK 八勝する 兜茂 ユリコ アングルブレード+LBLC5レーザーライフル+GRグラム+AS ナヴァグラハM49ショットガン銀+SK 八勝する 音黒野美子 クロミ (HG)モデルPHCヴズルイフ+LB(HG)アルヴォLP4ハンドガン+GR(DB)WA666アマラジェーニ+AS (鎚)モーニングスター+ms(拳)アイアングローブ 八勝する 武本哲 チェリー (Bz)シュラム・RGランチャー+LB(投)チャクラム+GR (斧)グリムリーパー(Gt)Zel ガトリングキャノン+MT(RA)バレットカーニバル 七勝する 赤城春菜 麗音 (大)ラムダオ+GR(投)棘輪+LB (小)忍者刀"風花"(投)棘輪+SK 七勝する 笠嶋京香 あざみ コート コーシカ+GR研爪+LBアグネヤストラ+AS アルヴォPDW11+SK三七式一号二耗機関砲+SK(RA)ジャーヴァル・クルイク 七勝する 山中日向 葵 (拳)防壁+LB(ミ)ビーハイヴ+GR(斧)ガンアックス+AS (ミ)ビーハイヴ+MT(投)ディーカヤコーシカ(RA)ロードファイター 七勝する ドグラ・モゲラ 菊花 フォールディングナイフ+LBミョルニルハンマー+GR飛苦無"蓮華草"+AS アルヴォPDW11+SKダブルレイブレード+ms 七勝する 嶋渓フミカ エイル OS-35 Aライフル+LBダブルブレード鋼+GRサラ・ヴァティーヌ+AS LS7レーザーソードコート コーシカ+MT 六勝する 『武装神姫2036』の登場人物とそのパートナー。名前はデザイナーの島田フミカネ氏が由来。 痴豚 ミランダ アイアングローブ+GROS-35 AライフルEx+LB M49ショットガン黒+SKアルヴォPDW11+SK(RA)スリルドライブ クリア後六勝する 得川義文 葛葉 エアロヴァジュラ+LB手榴弾+GRゲッシュ+AS ブリューナク+msディスインテグレーター+ms 六勝する 偉吹玲人 まお グリムリーパー+GROS-36 Aカービン+LBタートルシェル+AS 吠莱壱式+SKD.o.r(RA)スーパーねこ乱舞 六勝する 『武装神姫2036』の主人公とそのマスター。名前の由来はデザイナーであり、『武装神姫2036』の作者でもあるBLADE氏から。 練馬大将軍 ミュー ハンド・パイルドライバ+GROS-36 AカービンEx+LBZel ガトリングキャノン+AS M4ライトセイバー+msM49ショットガン銀+CR 六勝する 真田有希那 キリカゼ ブラオシュテルン+LBビームジッテ+GR忍者鎌"散梅"+AS バトルアックス+msLC5レーザーライフル 五勝する 給料シーフ シルファ M8ライトセイバー+LBローク+LBグラム+AS OS-35 AライフルExジークリンデ+ms クリア後五勝する ケンプ 黒姫 (HG)アルヴォPDW11+LB(MG)アルヴォPDW9+AS (爆)手榴弾+SK(爆)手榴弾+MT(拳)トンファー+MT 五勝する 豪徳寺みか まりぃ (狙)LC5レーザーライフル+LB(投)飛苦無"蓮華草"+LB (楽)エレキギター(小)ブラオシュテルン 五勝する 立花茂 銀千代 (小)忍者鎌"散梅"+LB(ビ)リリアーヌ+LB(HG)EVFガン+AS (鎚)ミョルニルハンマー(小)ブラオシュテルン(RA)ドッグサーカス 五勝する 百武健心 百花 ココレット+LB リリアーヌコート コーシカ+MTモデルPHCヴズルイフ+SK 四勝する チョコレッタ・G アンネ ニンブス+AS ロッターシュテルンビーハイヴ+SKディーカヤコーシカ 四勝する 南部蒼太 フレンダー ディーカヤコーシカ+LB トゥインクルバトン+msミストルテイン+ms 四勝する 鍋島樹里 みおん ? -9サブマシンガンLS7レーザーソード+MTブラオシュテルン(RA)ATK 斧 四勝する 双蜂 ベル ? ロークドラゴンキャノン+SKアルヴォPDW9+SK 四勝する 津軽冬至 雪華 ? ディーカヤコーシカアイゼンイーゲル黒+SK大手裏剣"白詰草"+MT 三勝する 春夏冬 あきな ? (槍)偃月刀+ms(狙)Zel L・R/Sライフル+MT(Bz)シュラム・RGランチャー+SK 三勝する 猪苗代孝実 ふゆなぎ ? グリーフエングレイバーRG8レールガン+SKシュラム・RGランチャー+SK 三勝する 吉川素子 アローズ ? レイディアントリア黒(リア)M8ダブルライトセイバー+msZel L・R/Sライフル+SK 三勝する ダリル・ブレナン ドロシー ? ビーハイヴ+CR手榴弾+MTカッツバルゲル+SK 三勝する 軍曹 三等兵 ? アイアングローブ旋牙+msくろがねのドリル+ms(RA)ATK:楽器 ニ勝する 犬童太 ハナ ? ヘルゲートブラスタージークリンデ+MT手榴弾+CR ニ勝する シルバー・クレイ マリー ? 研爪スーパーシルバーストーン+MTOS-36 AカービンEx+SK(RA)一刀両断・白 ニ勝する 足利崇文 紅葉 ? ビーハイヴジレーザ・ロケットハンマー+msM4ライトセイバー+ms ニ勝する 赤橋瞳子 ハヤテ ? バトルアックス十手+msジレーザ・ロケットハンマー ニ勝する 山中美幸 ライラ 着陸脚"鶴林"+OG M8ライトセイバーFB アルファ・ピストル+SKP・A・R ショットガン+CR 一勝する 柏葉剣 ルーデル ? ハンド・パイルドライバアイゼンイーゲル黒+CGOS-36 AカービンEx+SK 一勝する 三毛屋ベンガル コモモ (腰)リボンベルト (HG)アルヴォLP4ハンドガン(Lc)シルバーストーン+SK(ミ)カッツバルゲル+SK 一勝する 柿崎静馬 ナギ アイアングローブ+AS ジャンシャーヌアイアングローブジークムント+ms 小早川千歳 リリス (Gt)ドラゴンキャノン+GR(小)M4ライトセイバー+LB (Lc)ジャンシャーヌ(Lc)ジャンシャーヌ+SK(Gt)ドラゴンキャノン+SK(RA)一刀両断・黒 クリア後九勝する 戦闘前の神姫の台詞がヴァルハラ一回目千歳初戦のものになる何度戦っても初戦と同じ台詞が聞ける 柴田勝 プルミエ ダーインスレイヴ+AS "シェルブレイク"PB+ms忍者刀"風花"+msOS-35 AライフルEx+SK 左藤楓 メープル - グラスパピヨン+BK(リア)-9サブマシンガンM49ショットガン黒+IRBKピストル+IR 六勝する 猫愛党党首 ターニャ - E=フローター+BK(リア)手榴弾+IRスタンロッド+IR研爪 五勝する 趙飛燕 夏姫 - (槍)偃月刀+IR(ド)くろがねのドリル+IR(槍)偃月刀+ms(背)日輪光背+BK 四勝する 神選組局長 コテツ ? MSR22スナイパー+IRFB 1.2mm滑腔砲アイゼンイーゲル黒+CG 三勝する 犬養創 ヤマト ? (Gt)アイゼンイーゲル銀+IR(背)ヴァルナー・テイル+BK(MG)ヘルゲートブラスター頭甲・咆皇+GC ニ勝する 真紅女帝総長 沙耶香 ? トゥインクルバトン+IRビーハイブエアリアルランドセル+BKJLスナイパーライフル 一勝する